H1000シリーズは、“ちょっとタイム Face”(LH100シリーズ)の後継機ながら、42V/37V/32V型と1クラスずつ大型化。Z1000シリーズのデザインを引き継ぎ、キャビネット前面が平らで余分な装飾を抑えた“ミニマルデザイン”を採用している。「視聴する際、より画面に集中できるよう、最小限の要素で構成したシンプルなフォルムだ」。ただし、Z1000シリーズのジェットスリットスピーカーは搭載せず、またLH100シリーズにあったWebブラウザやEメールといったネットワーク対応機能は一部省かれている。
H1000シリーズのもう1つの特徴は、地上デジタルと地上アナログのチューナーを2つずつ搭載していること。これにより、地上デジタル放送の番組をみながら、別のデジタル放送番組を裏録画したり、ダブルウインドウ表示で2番組を同時視聴することができるようになった。
急用で席を外すときなどにボタン1つでHDD録画を開始できる「ちょっとタイム」機能もブラッシュアップされた。まず、リモコンの「ちょっとタイム」ボタンを押してから録画が始まるまでの時間を従来の半分以下となる2秒程度に短縮(従来は7秒程度)。新たに、1.3倍の「早見早聞き再生」や「簡単連ドラ予約」機能を備えた。簡単連ドラ予約は、放送中のドラマを再生しているときに“連ドラ予約”ボタンを押すだけで、次回以降の放送を毎回自動的に録画予約してくれるというもの。野球中継による放送時間の変更などがあっても自動的に追従する。
一方、テレビが定期的にニュース番組を自動録画してくれる「今すぐニュース」では、地上デジタルチューナーを2つ搭載したことで、ハイビジョンのニュース番組を録画できるようになった。前述の早見早聞き機能を使えば、朝の忙しい時間などもスピーディにニュースをチェックできるという。
製品型番 | 42H1000 | 37H1000 | 32H1000 |
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画面サイズ | 42V型 | 37V型 | 32V型 |
液晶解像度 | 1366×768ピクセル | ||
チューナー | 地上デジタル×2、地上アナログ×2、BS/CSデジタル | ||
内蔵HDD | 160Gバイト | ||
入出力端子 | HDMI入力×1、D4入力×1、S2入力×2、光デジタル音声出力、HDMIアナログ音声入力、デジタル放送録画用出力(S1映像出力)、オーディオ出力 | ||
想定価格 | 50万円前後 | 41万円前後 | 30万円前後 |
発売日 | 5月上旬 | ||
一方のC1000シリーズは、HDDなしのエントリーモデルという位置づけだ。ただし同社によると「エントリーモデルではなく、HDDなどの付加価値部分を削ぎ落としたシンプルモデル。画質面はフル機能だ」という。デザインはH1000シリーズと共通で、違いは筐体の色が若干明るいグレーという点だけだ。ラインアップは37V/32V/26V型の3モデルで、前述のように37V/32VにはVAパネルを使用している。
製品型番 | 37C1000 | 32C1000 | 26C1000 |
---|---|---|---|
画面サイズ | 37V型 | 32V型 | 26V型 |
画面解像度 | 1366×768ピクセル | ||
チューナー | 地上/BS/CSデジタル、地上アナログ | ||
内蔵HDD | ー | ||
入出力端子 | HDMI入力×1、D4入力×1、S2入力×2、光デジタル音声出力、HDMIアナログ音声入力、デジタル放送録画用出力(S1映像出力、26V型のみコンポジット)、オーディオ出力 | ||
想定価格 | 36万円前後 | 25万円前後 | 21万円前後 |
発売日 | 3月20日 | 3月1日 | 3月1日 |
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