撮影機能はDMX-C6などと同じで、メニューを開くと2つのタブがあり、そこで画像サイズやシーンモード、ISO感度、露出モード、ホワイトバランス等々をセット。ホワイトバランスはワンプッシュのカスタム設定がさっとできて便利だ。
DMX-HD1はハイエンドモデルではあるが、Xactiならではの音声ガイド機能やオンラインヘルプ機能もちゃんと継承している。
DMX-C6が10倍ズームになってハイビジョン動画対応になった分、ちょっと大きくなった、というとらえ方は間違いではないけれども、使ってみると、やはりちょっと違う。
まずボディが大きくなったけれども、その分グリップしやすく安定感が出てきた。これはいい。ただ、HDムービーを撮るときは注意。640×480が1280×720になったことで、ちょっとした細かい手ブレやピンボケがすごく目立つようになったのだ。静止画にしろ動画にしろ、画像サイズがでかくなると今までは目立たなかったブレが見えてくるってことなので、DMX-HD1が悪いわけじゃない。
電子式手ブレ補正が入っているとはいえ、VGA動画時ほど気楽には撮れないし、特に望遠側で撮るときは注意しよう。動画撮影時はできるだけ左手を添えてブレないように。
本格的に撮るなら三脚を、できればビデオ用三脚を用意すべきだろう。
三脚を使うとなると、三脚穴面(つまり底面)と光軸が平行じゃないので水平をとったりパンするときにちょっと不便。このスタイル自体は悪くないが、ハイアマチュアに向けて底面を少し斜めにして三脚利用時の利便性を高めるとか、上部にアクセサリシューを付けて外付けマイク(マイク端子は付いている)や小型のビデオ用ライトを付けられるようにしてもよかったかな。
本体には円形のクレードルや赤外線リモコンなど、豊富なアクセサリが付属する。本体前面にリモコン受光部があるので、赤外線リモコンを使った撮影もできるし、クレードルにセットしてテレビにつないだときのリモコンとしても利用可能だ。
付属するD端子ケーブルを使えば、D4端子を持つテレビやHDDレコーダーにデジタルtoデジタルでつなぐことができる。充電やパソコンへのデータ転送もクレードルで。
バッテリーはDMX-C6より大容量のタイプだが、消費電力が大きいのか持ちはあまりよくない。CIPA規格で約130枚で、ムービー撮影は約60分。だが体感的には(つまり、再生や撮影待機状態がそれなりに存在するとして)2GバイトのSDメモリーカード1枚分って感じだ。旅行時は予備バッテリーや予備メディアは必須といえよう。
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