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ソニーのBlu-rayプレーヤーは米国で7月登場

» 2006年03月17日 11時03分 公開
[ITmedia]

 米Sony Electronicsは3月16日、米国でBlu-ray Disc(BD)製品とその価格を発表した。

 同社がこの日発表したのはBDプレーヤー「BDP-S1」、書き換え可能なBDドライブを搭載したデスクトップ「VAIO RC」など。

 BDP-S1は約1000ドルで7月に、VAIOデスクトップは約2300ドルで初夏に発売の予定。BDドライブ付きノートPCは、価格は公表されていないが初夏に登場の予定だ。

 BDP-S1はHDMI出力端子から1920×1080ピクセルの出力が可能で、MPEG2、MPEG4-AVC、VC1などのビデオコーデックに対応する。1080i対応アナログコンポーネントも備え、BD-Javaインタラクティブ機能を持つ。現行DVDとの互換性もあり、DVD、DVD+R、+RWディスクに保存された映像やMP3、JPEG画像を再生することもできる。

BDP-S1

 VAIO RC Seriesはソニー初のBlu-rayデスクトップで、ユーザーは自分で作成した映像をBD-R、BD-REディスクに保存したり、ダウンコンバートして2層式DVD+R/+RWディスクに格納することができる。VAIO RC Seriesには、25GバイトのブランクBD-REディスク1枚が付属する。

 またソニーは、4月に25GバイトのBD-R(ライトワンス)ディスクとBD-RE(書き換え可能)ディスクをそれぞれおよそ20ドルと25ドルで出荷開始する予定だ。その後、50Gバイトの2層式BD-RおよびBD-REディスクがそれぞれ約48ドルと60ドルで発売される。

 これらのディスクには、ソニーが1年以上前にDVDに導入したAccuCORE技術が組み込まれる。この技術を組み込んだディスクはひっかき傷やほこりに強く、防振性、耐温度性を備えるという。

 ソニーは交換用の書き換え型BDドライブ「BWU-100A」も発表した。このドライブは25Gバイトおよび50GバイトのBD-R、BD-REディスクに対応し、P-ATAハーフハイトベイに装着可能。2倍速で、25Gバイトのディスクにフルに書き込むのに約30分かかる。単層式4.7GバイトDVD+R/+RW, 2層式8.5GバイトDVD+R、DVD-RAM、CD-R/-RWにも対応する。このドライブは年内に登場予定で、価格は発表されていない。

 Sonystyle.comおよび直営店Sony Style、公認ディーラーでは3月17日からBDP-S1の予約を受け付ける。また5月23日にはSony Picturesが8本の作品をBDディスクで発売する(2月28日の記事参照)

CESで展示されたBDP-S1

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