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手軽に広角撮影、手ブレも被写体ブレも防ぐ――松下「LUMIX DMC-FX01」レビュー(4/5 ページ)

» 2006年03月29日 11時32分 公開
[小山安博,ITmedia]

手軽に28ミリを体験できる

 再生はモードダイヤルを再生にあわせる。撮影直後の画像であれば、十字キーのREV(レビュー)ボタンを押せば再生される。レビューの場合は何も操作しなければ10秒間表示された後に撮影に戻る。シャッターボタン半押しでもすぐに撮影モードに戻れる。このレビューでも、前後の画像に移動して閲覧することは可能で、ズームレバーをテレ側に動かすと4倍・8倍と拡大表示もでき、削除ボタンを押せば画像も削除でき、単に画像を確認したいだけであればレビューだけで十分。

photo 1コマ再生は情報量も多く表示できる。いくら手軽なコンパクトデジカメとはいえ、このようにシャッタースピードや絞りぐらいは表示してくれるとありがたい

 再生モードは、ヒストグラムやシャッタースピード、絞り値など、必要な情報はほぼ表示される。拡大再生は16倍までで、サムネイル表示は最大で1画面25コマまで表示可能。カレンダー表示も可能で、写真のある日付を選択すると、その日に撮った写真だけを表示してくれるのがいい。

photo サムネイルは25コマまで。もうちょっと全画面をサムネイルに使っても良さそう

 また、「トラベル日付」機能に対応、旅行の出発日を設定しておくと、それ以降に撮った写真は再生時に「○日目」と表示され、旅行に出てから何日目の写真かすぐ分かるようになっている。必ず必要な機能ではないが、ちょっと面白い機能だ。

photo カレンダーインタフェースでは、写真のない日付は選択できない仕組み。ちょっとした点だが使い勝手はいい
photo カレンダーから日付を選択すると、その日に撮った写真だけが表示される

 FX01は、28ミリスタートの広角レンズを搭載しつつ、これまでと変わらない小型軽量と操作性を維持しており、初心者でも手軽に広角撮影を楽しめるように配慮されている。無理に機能を詰め込まず、「まずは広角を試してもらいたい」といったスタンスのカメラだ。

 これまで望遠ばかりに目が向いていた人も、これを機会に28ミリの広角撮影を試してみて欲しい。ちょっと新しい撮影ができるだろう。

photo 電源は薄型のリチウムイオンバッテリーで、撮影可能枚数はCIPA規格で約320枚。FX9が約270枚だったから、大幅アップしている

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