どこに行くにも常にデジカメを持ち歩く人が、私の周りには何人かいる。そのひとりは、別に仕事でもなく、作品を撮るわけでもなく、ただ目に留まったものをメモしたり、飲み会のスナップを撮ったりするという。今や携帯電話にも立派なカメラ機能があるのに、あえてデジカメを持ち歩くのは、やっぱりカメラや写真が好きなんだろう。
とりあえずポケットやカバンに入れておき、気が向いた時にいつでも取り出してスナップを撮る。そんな用途に似合うデジカメが、ペンタックスの最新作「Optio A10」である。
Optioシリーズはこの春ラインアップを一新した。中でもOptio A10は、従来の主力モデルOptio Sシリーズの流れをくんだ、新しい薄型スタイリッシュ機だ。ボディは、手の中や胸ポケット、タバコの箱の中にすっぽりと収まるほど小さい。奥行き23ミリ、使用時重量145グラムは、800万画素機としては最小最軽量クラスとなる。
いくら小さいからといって、ライバルが携帯電話なんて言うと、メーカーの人に怒られるかもしれない。むしろ仮想敵は、キヤノン「IXY DIGITAL」やソニー「Cyber-shot」など、各社のスタイリッシュコンパクト機だろう。でも、Optio A10のグラフィカルなインタフェースを見ていると、つい携帯電話を思い浮かべてしまう。
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