ダビング速度はRD-XD91から変更なし。最初にDVD-R DLに対応した「RD-XS57/37」からも変わっていない。それぞれのメディアほぼ一杯へのダビング時間は表の通りで、ほぼカタログスペック通り。DVD-Rへのダビングがファイナライズを含めても7分を切るなどかなり快速だ。ただし、DVD-RやDVD-RWへの高速ダビング時の動作音はかなり大きく、とくにDVD-Rでは“轟音”レベル。静音モードも準備されており、こちらを利用するとダビング速度は約4倍速に抑えられる代わり、動作音はほとんど気にならなくなる。
スペックを確認する限り、おそらく採用しているDVDドライブはRD-XS57やRD-X6から変更されていないだろう。普段ならばダビング品質の検証は省略する所なのだが、今回は気になる点もあったので行うことにした。ここ半年ほど筆者がレビューを行ったDVDレコーダーは書き込み品質が向上している傾向が強いのだが、RD-XS57やRD-X6のではあまり芳しい結果が出ていなかったからだ。また、同じパナソニック四国エレクトロニクス製のドライブを採用しているのではないか? と思われるDIGA「DMR-EX350」が、かなり良好な書き込み品質を示していた点も気になった。
計測結果は画面キャプチャーで確認してほしいが、RD-XS57やRD-X6と比較すると大幅に改善しているといってもおかしくないだろう。計測環境も異なってはいるので厳密には直接比較できないが、絶対的な評価としてみても悪くない。激安メディアの1つであるSmartBuy製DVD-Rに関してもほとんど不安はないようだ。若干TAが悪い方向にあるが、DVD-R DLに限ればそのTAも非常に良好。おそらくはDVDドライブのファームウェアによって改善が進められているのだと思うが、もしそうであれば同じドライブを採用している他のRDシリーズにも最新ファームウェアを提供してくれないかと、「RD-XS57」ユーザーの筆者は切に思う。いや、もちろんドライブ自体が異なっている可能性もあるのだが……。
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