E-1後継機は“ニュースなネタ”として我々マスコミが騒いでいるだけのようで、ヨーロッパユーザーのお目当ては、欧州限定発売モデルとして登場したばかりの新E-システム「E-400」のようだ。
フォーサーズのメリットである“小型化”ということにフォーカスしてできたE-400は、とにかく小型で軽量だ。129.5(幅)×53(奥行き)×91(高さ)ミリ・重さ約375グラムのボディは、実際に手にするとその数値以上に小ささを実感できる。特に感じるのがその“薄さ”。ほんのわずかしかグリップを設けていないためか薄型ボディに仕上がっており、銀塩カメラライクでクラシカルなおもむきも感じられる。ブースではE-400のハンズオンコーナーを広く設けて、欧州ユーザーにアピールしていた。
ライブビューこそ装備していないものの、このボディで有効1000万画素のイメージセンサーを搭載し、超音波の振動で撮像素子のゴミ問題を解決する「ダストリダクション機能」も備えるとなれば、「日本での発売はいつなの?」と叫びたくなる。だが残念なことにE-400は現時点では欧州限定モデルで、日本を含めた他の地域での発売はいまのところ未定とのこと。
ハンズオンコーナーを見る限りでは、正直いって、平均身長180センチ台のドイツ人の大きな手には、E-400はいささか小さすぎる印象。むしろ、日本人向きだと思うんですけど、みんなで「欲しい!」と叫んだら発売してくれますか? >大久保社長

非常にコンパクトな中望遠ズーム「ZUIKO DIGITAL ED 40-150mmF4.0-5.6」35ミリ判換算で80〜300ミリをカバーしながら、大きさは65.5×72ミリ・重さ220グラムと、まさにE-400にうってつけのレンズ。これらエントリークラスの新レンズには、青いラインが入れられている
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