1位 ウェアラブルなボディで魅力アップ――新「iPod shuffle」
2位 発売前に大きく改善されたブルーレイDIGA“へ”のムーブ
3位 リアプロでホームシアター環境の再構築を試みる(導入編)
4位 「低音と装着感が魅力です」――ボーズ、同社初のインイヤーヘッドフォン
7位 アイリバー、有機ELディスプレイ搭載で切手サイズの「S10」
9位 躍進するペンタックスの意欲作――「K10D」の開発者に聞く(後編)
10位 「HDDコンポ時代」の幕開けを告げる1台、ネットジューク「NAS-M90HD」
やはりというかなんというか、iPod shuffleのレビューが1位となった先週のアクセスランキング。「10月中の発売」というアナウンスは見事にスルーされてしまったワケだが、遅れること3日、11月3日より無事に店頭販売が行われている。
製品の詳細についてはレビューを参照してもらいたいが、個人的には前モデルよりも可能性を感じる1台だ。
前モデルが登場したときにはサイズや操作性よりも、「1万円ちょっと(1万6800円)で1Gバイトメモリのプレーヤーが買える」ことに驚いた記憶があるが、本製品では「小ささと使い勝手のバランス」が絶妙なことに驚いたからだ。
価格に対する驚きは長続きしない。常に技術は進歩し、原料の枯渇や価格高騰さえ起こらなければ、大量生産が進めば進むほど製品価格も下がるからだ。事実、第2世代のiPod nanoは2Gバイトで1万7800円。4Gバイト版ですら2万3800円で購入できるようになっている。新しいiPod shuffleも1Gバイトで9800円だ。
「小ささ」だけに注目すれば、同レベルの製品は以前から存在する。アドテックが2003年11月に発売した「AD-EMPZ-128」は直径42ミリの円盤状で約15グラム。PCデポが2005年7月に発売した「OZZIO musica CUBE」は24ミリ四方のボディで重さ18グラム。ただ、これらはボタンやディスプレイが非常に小さく、“使いやすいか?”と問われると微妙。
2005年のMacworld Expoで初代iPod shuffleを発表された際、スティーブ・ジョブズ氏「“小さなディスプレイ”“快適とは言えない操作性”といった小型プレーヤーの問題は、iPod shuffleで解決された」とコメントしている。新iPod shuffleが優れる点はこれだけの小型ボディとしながらも、初代shuffleの操作性を犠牲にしなかったことだ。
操作性をそのままに小型化が進められたので、とにかく取り回しが楽になった。クリップのおかげで携帯性も大幅にアップしているので、気楽に音楽を楽しむには最適なツールだといえる。ITmedia内にはメガネのツルに取り付けてウェアラブルする人もいるが、サイズという物理的な制約が緩くなることで可用性は増大するといえるだろ。
ただ、個人的には小さくてもいいので、聴いている曲のタイトルやトラック、音量など確認できるディスプレイと、クリックホイールを搭載して欲しかった。LEDしか状態把握の方法がないのはストレスだし、クリックホイールの操作感も捨てがたい。あ、そうすると「小さなnano」になるのか……。
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