日本では普及がなかなか進まないBluetoothだが、海外では利用者も多く、ヘッドセットを中心に多数の製品が登場している。ITU TELECOM WORLD 2006の会場でもユニークなBluetooth製品が多数出展された。
NTTドコモは顔にあてるだけで通話ができる、骨伝導を利用したヘッドセット「Sound Leaf」のワイヤレス版を参考出展した。有線タイプの製品はすでに日本で発売されているが、Bluetoothを利用したワイヤレス版は今回が初展示となる。
「有線タイプは日本の携帯電話でしか利用できないため、海外での反応は今ひとつだったが、Bluetooth版はハンズフリー/ヘッドセットプロファイルに対応したBluetooth搭載携帯電話で広く利用できることもあり、多くの来場者から問い合わせがある」と説明員。海外で人気のNokia端末とセットでディスプレイされたためか、発売時期や価格を尋ねる来場者も多く、注目を集めていた。
EricssonブースにはSonyEricssonの現行ラインアップの展示スペースが設けられ、今月発売予定のBluetooth腕時計「MBW-100」が展示された。アナログタイプの腕時計の文字盤に96×16ピクセルの有機ELディスプレイを搭載。SonyEricsson製のBluetooth搭載端末との連携が可能で、着信メッセージの内容表示や着信時の番号表示などに対応する。
Bluetoothサングラスなど(2月16日の記事参照)、ウェアラブルなBluetooth機器を発売しているMotorolaは、BurtonとのコラボレーションによるAudex Bluetoothジャケットを展示した。
左右の襟元にステレオスピーカーを搭載し、左胸のあたりにマイクが埋め込まれている。左袖のカバーをめくるとコントロールパッドが現れ、音楽再生や着信操作を行える。バッテリーは左の内ポケットに収納され、充電は一般的なminiUSBケーブルで行う。すでにアメリカやヨーロッパで販売されており、年明けには日本や中国でも発売する予定だという。
中国Haierは、ペン型「P」シリーズの最新モデルとなる「P8」を展示。P8には前モデルで搭載されたカラー液晶やカメラに加え、新たにBluetooth機能が備わった。ヘッドセットの利用はもちろん、内蔵カメラで撮影した写真の送信にも対応。スパイ気分で利用できそうなユニークな携帯電話だ。
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