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時計に、服に、ペンに──ウェアラブルなBluetoothアクセサリーITU TELECOM WORLD 2006

» 2006年12月11日 00時09分 公開
[山根康宏,ITmedia]

 日本では普及がなかなか進まないBluetoothだが、海外では利用者も多く、ヘッドセットを中心に多数の製品が登場している。ITU TELECOM WORLD 2006の会場でもユニークなBluetooth製品が多数出展された。

骨伝導レシーバーのBluetooth版──NTTドコモ

 NTTドコモは顔にあてるだけで通話ができる、骨伝導を利用したヘッドセット「Sound Leaf」のワイヤレス版を参考出展した。有線タイプの製品はすでに日本で発売されているが、Bluetoothを利用したワイヤレス版は今回が初展示となる。

 「有線タイプは日本の携帯電話でしか利用できないため、海外での反応は今ひとつだったが、Bluetooth版はハンズフリー/ヘッドセットプロファイルに対応したBluetooth搭載携帯電話で広く利用できることもあり、多くの来場者から問い合わせがある」と説明員。海外で人気のNokia端末とセットでディスプレイされたためか、発売時期や価格を尋ねる来場者も多く、注目を集めていた。

Photo 日本で販売中の有線版と、参考出展のBluetooth版を展示
Photo Bluetooth版のデモ。骨伝導技術の採用により、顔の骨にあてることで通話できる

携帯電話の情報を飛ばせる──SonyEricssonのBluetooth腕時計

 EricssonブースにはSonyEricssonの現行ラインアップの展示スペースが設けられ、今月発売予定のBluetooth腕時計「MBW-100」が展示された。アナログタイプの腕時計の文字盤に96×16ピクセルの有機ELディスプレイを搭載。SonyEricsson製のBluetooth搭載端末との連携が可能で、着信メッセージの内容表示や着信時の番号表示などに対応する。

Photo 金属製の腕時計に携帯電話との連係機能を搭載したMBW-100。ディスプレイにはメニューアイコンや文字を表示できる。重さは186グラム

日本でも発売予定──MotorolaのBluetoothジャケット

 Bluetoothサングラスなど(2月16日の記事参照)、ウェアラブルなBluetooth機器を発売しているMotorolaは、BurtonとのコラボレーションによるAudex Bluetoothジャケットを展示した。

 左右の襟元にステレオスピーカーを搭載し、左胸のあたりにマイクが埋め込まれている。左袖のカバーをめくるとコントロールパッドが現れ、音楽再生や着信操作を行える。バッテリーは左の内ポケットに収納され、充電は一般的なminiUSBケーブルで行う。すでにアメリカやヨーロッパで販売されており、年明けには日本や中国でも発売する予定だという。

Photo BurtonとのコラボレーションによるAudex Bluetoothジャケット。色はピンクとブラウンの2色
Photo 襟元にステレオスピーカーを搭載し、通話用マイクは左胸部分に内蔵(赤枠内)

Photo 左の袖口にコントローラを内蔵。着信した通話への対応やAVRCPプロファイル対応携帯電話の音楽機能のコントロールが可能
Photo バッテリーは内部ポケット部分に収納。充電にはminiUSBケーブルを利用する

ペン型携帯の最新版──Haier

 中国Haierは、ペン型「P」シリーズの最新モデルとなる「P8」を展示。P8には前モデルで搭載されたカラー液晶やカメラに加え、新たにBluetooth機能が備わった。ヘッドセットの利用はもちろん、内蔵カメラで撮影した写真の送信にも対応。スパイ気分で利用できそうなユニークな携帯電話だ。

Photo 中国メーカーは一時期ほどの勢いは感じられないが、唯一無二のユニークな製品も多い。Haierのペン型携帯はこれで4世代目となるロングセラー
Photo ペンサイズとうよりは万年筆サイズ。ディスプレイは6万5000色カラー、カメラはVGA対応

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