12月4日から8日まで、香港・AsiaWorld-Expoで通信関連のイベント「ITU TELECOM WORLD 2006」が開催されている。各企業の展示の中から新製品を中心にレポートをお届けする。
東芝はITU TELECOM WORLD 2006の開催に合わせて、ソフトバンク向け端末「811T」の海外版となる「TX80」と、音楽機能を重視したGSM端末「TS32」を発表した。
TX80は香港SmarTone-Vodafone向けのW-CDMA端末。ソフトバンク向けの811Tとハードウェアスペックは同等で、320万画素カメラや2.4インチのディスプレイ、microSDスロットなどを備える。メニューや言語は中国語と英語にローカライズされ、ボディーカラーは日本と同じ3色(Sugar White、Cosmo Pink、Honeycomb Black)を用意した。12月4日から香港で発売され、価格は契約込みで2880香港ドル(約4万2500円)から。
GSM端末の「TS32」は厚さ10.3ミリの薄型ストレート端末。音楽再生機能を重視しており、FMラジオを搭載。カメラは130万画素、BluetoothとmicroSDスロットを搭載している。ボディカラーにはメタリック感のある落ち着いた色を採用し、上品さを追求したファッショナブルフォンという一面も持っている。こちらも12月4日から香港で発売開始される。
ブースでは欧州で発売されたばかりの欧州向けW-CDMA端末「TS705」も披露した。一見すると普通のストレート端末だが、背面に搭載した130万画素カメラを引き出してフロント方向に回転させると、自分撮りやテレビ電話ができるようになっている。フランスを皮切りに、ヨーロッパ各国の通信事業者が発売する予定だという。
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