オリンパスは3月5日、レンズ交換式デジタル一眼レフカメラ新製品「E-510」を発表した。7月から発売する。価格はオープンで、市場想定価格は「OLYMPUS E-510 ボディ」が12万円前後、14-42mmズームレンズが付いた「OLYMPUS E-510 レンズキット」が13万円前後、14-42mmと40-150mmの2本のズームレンズが付いた「OLYMPUS E-510 ダブルズームキット」が14万円前後。
オリンパス E-システムの特徴でもある「フォーサーズシステム規格」に準拠したデジタル一眼レフカメラ。ボディ内に独自の超音波式手ブレ補正機構を搭載。応答性、制御性に優れた超音波アクチュエータを防振装置に装備し、新開発の手ブレを解析・検出できるセンサーとの組み合わせで1〜7Hzのブレに対応。最大4EVステップ相当の補正効果を実現している。すべてのフォーサーズ規格準拠レンズが利用可能で、レンズ性能を損なうことなく手ブレ補正が行えるという。
背面液晶画面を見ながらのフレーミングのほか撮影に必要な情報を背面液晶モニタで表示できる「新ライブビュー機能」を搭載。AF・露出補正・ホワイトバランスを液晶モニタでの“見た目”で直感的に設定できる。搭載する液晶モニタは2.5インチ(23万画素)のハイパークリスタルLCDを採用。E-330のようなマルチアングル液晶ではないものの、上下左右斜め方向176度の全周高視野角タイプで、ライブビューと組み合わせて自由な撮影アングルが楽しめるという。
撮像素子は新開発の有効1090万画素4/3インチLive MOSセンサーを搭載(カメラ部有効画素数1000万画素)。あわせて画像処理エンジン「True Pic III」も新たに開発。画像処理時間の短縮により、1000万画素で秒3コマの高速連写が可能となった。
従来モデルで好評だったダストリダクションシステムも装備。独自スーパーソニックウェーブフィルター(SSWF:超音波防塵フィルター)でゴミやホコリを瞬時に振り落とし、画像へのゴミ写り込みを防ぐ。
ファインダー倍率0.92倍の明るく見やすい新設計ファインダーを採用。高精度な49分割測光システムや、見やすさを追求した液晶画面のスーパーコントロールパネル、画質劣化のないRAWデータ圧縮など、こだわりの機能を搭載。
サイズは136(幅)×68(奥行き)×91.5(高さ)ミリ。記録メディアはxDピクチャーカードとコンパクトフラッシュ(TypeI/II、マイクロドライブ対応) のダブルスロットを搭載。電源は専用リチウムイオン充電池を採用。
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