キヤノンマーケティングジャパンは3月16日、明日17日から開催される写真展「AIKO with Kiss 〜上村愛子展」のプレス向け内覧会を実施。フリースタイル モーグルスキーヤーの上村愛子選手が、写真への思いを語った。
昨日3月15日に富山市・立山山麓スキー場で開催された全日本選手権モーグルで、見事に4年連続6度目の優勝を果たすなど国内モーグル界を代表する上村愛子選手だが、趣味で始めたという写真も、実はなかなかの腕前。今回の写真展では、世界各国を渡り歩く多忙なスケジュールの合間に撮影した作品が100点以上集められれている。写真展の開催場所は東京・品川のキヤノンSタワー2階オープンギャラリーで、3月17日〜3月31日まで(10時〜17時30分まで。日曜祭日は休館)行われる。入場は無料。
キヤノンマーケティングジャパン コミュニケーション本部の松阪喜幸本部長は「キヤノンは写真文化を広げる活動を展開しており、年間200回ぐらいの写真展を開催してプロからアマチュアまで幅広い作品を紹介している。今回、上村選手に写真展をお願いしたのは、世界のトップを目指す上村選手の姿勢と、世界でトップレベルになるよう日々チャレンジしているキヤノンとが非常に共感を覚えるところがあったから。感動のイメージとして残せる写真を目指しているという上村さんの写真への取り組みも、我々の狙いと一致する」と写真展の開催理由について語る。
――写真展を開催することについて。
上村選手: 自分の撮った写真がこんなに大きく貼り出されるのは初めてだったので、恥ずかしい気持ちと、なんだかすごくうれしい気持ちと、明日からいろいろなお客さんが見に来てくれるというワクワクした気持ちです。
――写真を撮るようになったのはいつごろ?
上村選手: 高校生ぐらいから写真を撮るのは好きでしたが、最初は“写ルンです”でした。友達や自分撮りなどで楽しんでいたのですが、あるとき景色を撮影してみたら上手に撮れなかったんです。でも白黒写真の写ルンですを使ってみたらちょっとよかった。そこから写真の面白さを知りました。ちゃんとした一眼レフカメラで撮り始めたのは20歳ぐらいからです。
カメラ歴は非常に長い上村選手の現在の愛機はEOS Kiss Digital X。長く写真を撮っているといっても、機能を十分使い切れていないと苦笑する上村選手だが、「自分の目で見てキレイだなと思ったものをそのまま残したい。デジタル一眼レフカメラは色もキレイだし、レンズがいいとやはりキレイに撮れる」とカメラへのこだわりを語る。
――どんな被写体を撮るのが好きか? 一眼レフとコンパクト機の使い分けは?
上村選手: 景色をとることが多いですね。天気がよくて、今日はすごくいい景色やカワイイものが撮れるんじゃないかなという時は一眼レフを持って行きます。自分が身軽に歩いたり、気軽に友人を撮影するときにはコンパクト機を使っています。
――写真展を通じて伝えたいことは?
上村選手: 写真は自分のために撮影しているもので、人に見せることは考えてませんでした。自分が元気がなくなったときに、あの景色を見て元気を出したい、と後で見返せるような写真を撮ってきただけなんです。写真展にきて“和む”“癒される”まではいかないまでも、気持ちが落ち着いたり、楽しんでくれたらいいなと思っています。
「綿密に構図を計算するということはせず、カメラ越しに風景を見て、いいと思った瞬間にシャッターを押すことが多い」という上村選手。「上村さんにとって写真とは?」
「自分がイチバン集中できるものは、今までもこれからもスキーだと思っています。趣味はたくさんあるほうですが、スキーに近いぐらい集中できる趣味が写真ですね。これからもスキーと同じぐらいずっと好きなものになると思います」(上村選手)
写真展の会場は、上村選手がプライベートや海外合宿で撮影してきた作品100点以上集めた「AIKO'S Photo」と、彼女を追い続けてきたプロカメラマンの作品や彼女の幼いころの写真が展示された「Profile of AIKO」の2つのコーナーがメインとなる。
また、上村選手が実際に大会で着用したウエアやスキー板などの用具を展示するコーナーや、彼女のドキュメンタリーDVDを上映するコーナー、ファンのメッセージを刻む応援フラッグコーナーなども用意されている。
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