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ZMP、音楽ロボット「miuro」に自律移動機能を追加自分で動くiPodスピーカー(1/2 ページ)

» 2007年04月26日 17時22分 公開
[芹澤隆徳,ITmedia]

 ゼットエムピー(ZMP)は4月26日、ロボット技術を導入したiPodスピーカー「miuro」(ミューロ)に自律移動機能を追加するアプリケーション「自律移動パッケージ」を発売した。リモコンのボタンを押すだけで、miuroがリスニングポイントへ勝手に移動。音楽を届けてくれる。

photophoto 自律移動するiPodスピーカー「miuro」

 miuroは、ZMPが今年3月に発売した“自走式ネットワークスピーカー”だ。ステレオスピーカーとデジタルアンプを搭載し、内部のDockコネクタに接続した「iPod」あるいはPC内の音楽ファイルやネットラジオをIEEE 802.11b無線LANを介して再生できる。価格は10万8800円と安くはないが、既に初回ロット500台の出荷が完了するなど、滑り出しは好調という。

 同社はmiuroの本体をプラットフォームとして、さまざまなアプリケーションを提供していく予定。自律移動パッケージは「PCコントローラパッケージ」に続く第2弾となる。価格は1万9800円。ZMPのオフィシャルサイトからダウンロードもしくはCD-ROMを購入できる。既に「PCコントローラオプション」(4800円)を導入しているユーザーは、差額の1万5000円でアップグレード可能だ。

 今回の自律移動技術は、車輪の移動距離や内蔵カメラの映像からmiuroが現在位置を特定し、予め登録したマップを使って目的地までのルートを判断するというもの。障害物があっても自動的に迂回ルートを再設定し、目的地であるリスニングポイントまで移動する。

 「画像認識による現在位置の把握、および目的地までのルート判断能力は、従来の市販ロボットにはない大きな特徴」(ZMPの谷口恒社長)。

photophoto 自律移動中のmiuro

 ユーザーは、事前にマッピングとリスニングポイントの登録を行う必要がある。

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