ITmedia NEWS >

JR品川駅で環境配慮をアピール、松下が「Nのエコアイディア」キャンペーン

» 2007年05月07日 13時07分 公開
[芹澤隆徳,ITmedia]

 ナショナルは5月7日、品川駅の改札内イベントスペースに設置した「エコアイディアステーション」を公開した。同社が4月25日から展開している「Nのエコアイディア」キャンペーンの一環。初日の午前中にはキャンペーンのメッセンジャーの一人であるタレントの柴田倫世さんが登場し、集まった人たちに身近な環境配慮を訴えた。

photophotophoto 東京・品川駅の中央改札口内イベントスペースに設置された「エコアイディアステーション」(左)。キャンペーンメッセンジャーの柴田倫世さんが挨拶し、行き交う人々にエコロジーな家電を紹介した(中)

 地球温暖化は世界的な課題として注目を集めているが、一方で家庭から排出されるCO2量は年々増え続けている。ナショナルでは近年、省エネ技術の開発を強化しており、京都議定書における基準年である1990年と最新の家電製品を比較するとCO2排出量は約半分に減っているという。

 同社は、環境配慮型の新製品を訴求する活動として、2003年から「Nのエコ計画」キャンペーンを展開。今年は新たに「Nのエコアイディア」をスタートし、電気代の節約とCO2排出量の削減をアピールすると同時に、エアコンの温度設定や洗濯物のまとめ洗いといった身近な環境配慮を訴求していく。「エコは身近な生活から取り入れていけるもの。1つでいいから始めてください」(柴田さん)。

photophotophoto 電球型蛍光灯の「パルックボールプレミア」(左)。「ヒートポンプななめドラム」消費電力は約10ワット(中)。お掃除&気流ロボットを搭載し、冷暖房を効率アップするエアコン(右)

 「エコアイディアステーション」は、東京のJR品川駅構内と大阪阪急ビッグマン前のイベントスペースに設置された。ステージでは、キャンペーンメッセンジャーによるビデオメッセージを流す一方、新製品のスケルトンモデルなどを展示して新製品に盛り込まれた“エコアイディア”を分かりやすく紹介する。展示商品は、「真空断熱材」を使用した冷蔵庫「コンパクトBiG」、電気代と水道代のカットによりCO2排出量をトータル74%(従来製品比)削減する洗濯乾燥機「ヒートポンプななめドラム」、約1万時間の長寿命を誇る電球型蛍光灯「パルックボールプレミア」、効率良く冷暖房を行う「お掃除&気流ロボットエアコン」など。

photophotophoto 駅の構内では、随所にポスターやバルーンを設置してステーションに誘導する

 併せて、「1台の家電で、1本の植樹を! 〜みんなでグリーンサンタの森をつくろう」キャンペーンを展開する。こちらは、エアコンの「Xシリーズ」や冷蔵庫「NR-F531T」など、キャンペーン対象商品が1台販売されるたびに1本の植樹を実施するというもの。これまでも国内の植樹活動は行っているが、今回は東南アジアの熱帯雨林地区で植樹を行う予定だ。

Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.