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パイオニア、HDオーディオ対応のAVアンプ2機種DeepColor対応

» 2007年09月13日 16時29分 公開
[ITmedia]

 パイオニアは9月13日、次世代サラウンド対応の7.1ch AVアンプ「VSA-AX4AH」と「VSA-AX2AH」を発表した。価格は実用最大出力220ワット×7chの「VSA-AX4AH」が22万円、200ワット×7chの「VSA-AX2AH」が17万円。どちらも10月中旬に販売を開始する予定だ。

photophoto 「VSA-AX4AH」(左)と「VSA-AX2AH」。どちらもシルバーカラーを採用した

 新開発の「フルバンド・フェイズコントロール」を搭載。従来のフェイズコントロールでは低域成分の正確な再生を目的としていたが、新たに全帯域を対象として、スピーカーの各ユニットに音声信号を分配する際に生じる時間的なズレ(群遅延)を分析・補正する。また使用するすべてのスピーカーの特性の違いも同時に補正し、音像をより正確に定位させるという。

 HDMI端子はver.1.3aになり、Deep Colorもサポートした。またHDMI CCを利用するHDMIコントロール機能にも対応しており、同社製Blu-rayプレーヤーやプラズマテレビなどと連携動作が可能だ。VSA-AX4AHは4系統、VSA-AX2AHは3系統のHDMI入力を備えている。

 HDMI以外の映像入力端子は共通で、D4×2系統、コンポーネント×3系統、S端子×5系統、コンポジット×7系統。音声入力は同軸デジタル×2系統と光デジタル×5系統にアナログ×11系統、アナログマルチチャンネル×1系統となっている。

 映像出力は、HDMI×1系統のほか、D4×1系統、コンポーネント×1系統、S端子×3系統、コンポジット×4系統。アナログビデオ信号を720p/1080i/1080pへアップスケールするビデオスケーラーにくわえ、I/P変換用のファロージャ「DCDi」、アップ/ダウンコンバートを行うデジタルビデオコンバーターなども併せて搭載した。

 このほか、上位モデルの「VSA-AX4AH」には、ネットワークプレーヤー機能「Home Media Gallery」を搭載している。家庭内LANに接続すれば、PC内の楽曲ファイル(MP3/WMA/AAC/LPCM/WAV/FLAC)を再生できるほか、ネットラジオをパソコンなしで試聴することも可能だ。

 外形寸法や重量も共通で、420(幅)×459(奥行き)×187(高さ)ミリ、17キログラム。

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