前回は、“ブルーレイDIGA”「DMR-BW900」の外観やスペック、H.264録画の画質などに触れた。今回はデジタルレコーダーとしての使い勝手を中心に触れていこう。
まず録画品質とともにレコーダーとしての使い勝手を左右する電子番組表と録画機能を見ていく。電子番組表は地上アナログを含めてラ・テ欄タイプで、1画面に最大19チャンネルもの一覧表示が可能。さすがに19チャンネル表示はフルHDかつ50インチ以上の画面サイズ向けといった印象だが、フォントも相応のサイズとなるため情報量も十分に確保されている。表示は3/5/7/9/14/19チャンネルの6段階が準備されていて、接続するテレビの画面サイズや解像度に合わせて選択できる。
ちなみにソニー製品と異なり、表示チャンネル数は設定から切り替える必要があり、使用中に切り替えることは想定されていない。反面、一覧では見えなくなってしまう放送時間の短い番組はその存在が青い線で表示され、カーソルをそこへ移動するとポップアップ表示するようになっており、番組名も最上部にフル表示される。ラ・テ欄タイプの電子番組表としてのできは良い。ただしスクロール速度などは決して俊敏とはいえずソニー製品の方が軽快だ。このあたりの違いは、そのまま製品ポリシーの違いともいえるが、総じて本機の方が万人向けで優等生的にみえる。
番組検索は大きく分けて2つ。ラ・テ欄表示のままのジャンル別表示とキーワード選択などによる一般的な検索機能だ。ジャンル別表示では選択したジャンル以外がラ・テ欄表示のままブラックアウトして選択ジャンルのみが目立つ表示となり、「今夜のドラマ」「今夜のバラエティ」といったザッピング的な番組検索に便利だ。
検索機能は、「ジャンル」「キーワード」「人名」が準備され、人名は番組表情報からピックアップされたものが一覧されそこから選択するだけで、ジャンル検索同様に手軽に使える。番組表と異なり検索結果の一覧はフォントサイズなどが固定で、1画面9番組表示なのが少々残念に思える部分だろうか。
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