iPod touchは日本語を入力できる。簡単なメモならどこででもさっと書ける。でもそのための機能がやっとついたのである。これでPDA的に使えるようになった。個人的にもかなりうれしい。
メモ帳はメモパッドとして普通に使えるほか、そのページをメールで送ることも可能だ。
米Yahoo!が提供する世界各地の天気予報をチェックできる。複数都市を登録したら、左右へのフリックでページめくり。
天気予報の場所を追加するには都市名を入力する必要があるが、日本語ではダメ。日本の都市もローマ字で入力すべし。
郵便番号が分かっていればそれをいれるのが一番はやい。ハイフンをはぶいた7桁の番号を入れるべし。
株価チェック機能は残念ながら米国市場のみ。東証やJASDAQは未対応なので、NY証券取引所で資産運用をしてる人以外は関係ないのでスルー。 まあ、NASDAQの株価をチェックすることで米国の経済状況を見ようとか、そういう使い方はできるけれども。
以上である。新しく追加されたウィジェットは5つ(地図、メール、メモ帳、天気予報、株価)だが、それ以外の機能強化が何気なく便利だったりする。
これで、無線LAN環境さえあれば、メール/Webブラウジング/スケジュール管理/アドレス帳/メモパッド/地図/映像再生/音楽再生ととても立派なPDAとして使えるiPodになったわけだ。
普段は音楽プレイヤーで、必要に応じてPDA的に使えて操作はシンプルで快適、となるとすごく魅力的である。
日本へのちゃんとした対応(株価や渋滞情報など)や、スカイフックの日本のアクセスポイントデータベースの充実が進めばうれしいけれども、今のままでも、アクセスポイントさえ見つけられればかなり使える。
まあ、iPod touchが普及して公衆無線LANへのニーズが高まることで、公衆無線LANの低価格化やフリースポットの増加という流れにいくのが一番ありがたいかも。
有料ではあるけれども、iPod touchがこう進化するのは既定路線・予測範囲内ではあったとしても、価格分の価値はあるし、最初のiPod touchではまったく気配もなかった新しい機能が追加され新しい使い方ができるようになったと思えば、有料アップグレードでも損はなし、と思う。
これで2月に予定されているSDKの公開がますます楽しみになってきた。
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