キヤノンは1月29日、ビデオカメラ“iVIS”の新製品として記録メディアにフラッシュメモリを採用した「iVIS FS10」と、DVDを採用した「iVIS DC300」を3月上旬より順次販売開始すると発表した。価格はオープンで、実売想定価格はiVIS FS10が8万円前後、iVIS DC300が5万円前後。
iVIS FS10は同時発表されたハイビジョン撮影モデル「iVIS HF10」と同じく、SDメモリーカード&内蔵メモリの“ダブルメモリーモデル”。内蔵メモリは8Gバイトで、16GバイトのSDメモリーカードと組み合わせた場合には最長で約15時間35分の撮影が行える。動画圧縮方式はMPEG-2で、撮影モードはXP(平均ビットレート 約9Mbps)/SP(平均ビットレート 約6Mbps)/LPモード(平均ビットレート 約3Mbps)の3種類を用意する。LPモード選択時には内蔵メモリに約5時間10分の録画が可能だ。
撮像素子は補色フィルター付き1/6型 総画素数約107万画素CCD(動画撮影時有効画素数は最大約71万画素)で、光学37倍キヤノンズームレンズ(動画撮影時の35ミリ換算焦点距離は約41.7〜2002ミリ)を組み合わせる。動画撮影時のズームについてはDIGIC DV IIを利用した「アドバンストズーム」を利用することで、48倍まで画質劣化なしの望遠が行える(16:9時。4:3時には55倍まで。デジタルズームを併用すれば最大2000倍まで望遠可能)。
フラッシュメモリの採用でボディの小型軽量化も進められており、サイズは約58(幅)×約60(高さ)×124(奥行き)ミリ、約260グラム(本体のみ)。バッテリーには新型の「BP-808」を利用し、連続3時間の撮影が行える。
「IXY DIGITAL」など同社コンパクトデジカメと共通の操作体系を採用しており、後部の大型モードダイヤルで撮影/再生を切り替えられる。電源ボタンも独立しており、ワンプッシュで電源のON/OFFが行える。液晶モニターは2.7型ワイド(約12.3万画素)。
「iVIS DC300」はiVIS DC200の後継となる長時間撮影・高倍率ワイド対応のDVDモデル。利用可能メディアは8センチDVD-R/-RW/-R DL(両面対応)DVD-Video/VRモードの双方に対応するが、DVD-R/-RWについてはDVD-Videoのみの対応となっている。
動画圧縮方式はMPEG-2で、撮影モードはXP(平均ビットレート 約9Mbps)/SP(平均ビットレート 約6Mbps)/LPモード(平均ビットレート 約3Mbps)の3種類を用意し、LPモード選択時には片面約60分/片面2層約108分/両面約120分の録画が行える。
撮像素子は補色フィルター付き1/6型 総画素数約68万画素CCD(動画撮影時有効画素数は最大約45万画素)で、光学37倍キヤノンズームレンズ(動画撮影時の35ミリ換算焦点距離は約41.3〜1695ミリ)を組み合わせる。「アドバンストズーム」を利用することで、41倍まで画質劣化なしの望遠が行える(デジタルズーム併用時には最大2000倍まで望遠可能)。
新システムの採用で低消費電力化が進められており、付属バッテリー「NB-2LH」利用時でも最長約130分の連続撮影が可能(ビューファインダー利用時)。SDメモリーカードスロットも備えており1027×768ピクセルの静止画撮影も行える。サイズは約66(幅)×90(高さ)×126(奥行き)ミリ、約380グラム(本体のみ)。
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