「踊る大捜査線」の本広克行監督、「少林サッカー」のチャウ・シンチー製作総指揮、柴咲コウ主演の強力トリオによるカンフー・アクション「少林少女」が、11月5日にコレクターズ・エディションとしてBlu-ray Disc化。
本編ディスクには特報、OFF電特報、劇場予告編、TVスポット集、特典ディスクにはアクションシーン解説付きのメイキング、VFXメイキング、柴咲コウと仲村トオルのインタビュー、完成披露試写会、初日舞台挨拶など、約120分を収録している。
中国の少林拳武術学校で修行を終えた凛(柴咲コウ)が、日本に帰国。凛は日本に少林拳を広めようとするが、祖父が経営していた道場は廃墟と化しており、途方に暮れる。失意の中、かつての師・岩井が営む中華料理店を訪れた凛は、バイトの女子大生が少林拳を習うことを交換条件に、彼女が通う大学のラクロス部の助っ人になる。
初試合に挑んだ凛は、驚異的な運動能力を発揮してフィールドを縦横無尽に駆けめぐる。だが、高速シュートは何度やっても思うように決まらず、個人プレーが過ぎて、コーチになった岩井にメンバーから外されてしまう。
外された理由が分らない凛だったが、たまたま遊びでやった少年サッカーでチームワークの大切さを学ぶ。ラクロス部に復帰した凛の活躍は目覚しく、また、メンバーが少林拳を学ぶために集まり、道場は賑わいを取り戻す。順風満帆に見えたが、大学学長が彼女の前に強大な敵として出現。彼は武術の達人で、最強の相手を求めていたのだ。卑劣な大学学長と凛のガチンコ・バトル、果たして勝つのはどっちだ!?
チャウ・シンチーがスタッフに参加しているということで、「少林サッカー」の“鎧の肌”役ティン・カイマンと、“軽功”ラム・チーチョンが中華食堂の従業員役で登場。大学職員役の岡村隆史とベタベタなギャグの応酬を繰り広げ、さすがのカンフー技を見せてくれる。ワイヤーとVFXを駆使し、躍動感あふれるラクロスプレーや格闘シーンも見ものだ。
前半はラクロス版「少林サッカー」だが、学長の陰謀が絡んでくる後半は全く別物。1本で2本の作品を見ているようでお得な感じもするが、前半と後半の物語が上手く橋渡しできていないのと、イマイチ笑いえない場面が多いので、ビミョーな雰囲気が漂う。むしろラクロス版「少林サッカー」に徹していれば、もっと面白くなったはずなのに。
だが、本作はあくまで主演の柴咲コウを見るための映画なのだ。1年間のトレーニングを積んだというアクションシーンはホントに努力賞ものだし、身体能力の高さと、目力の強さに、ファンでなくとも思わず引き込まれてしまう魅力がある。役名同様、その凛としたたたずまいにホレボレすること間違いなしだ。
関連サイト:http://www.shaolingirl.jp/blog/(公式サイト)
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