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ミラーレスのマイクロフォーサーズ初号機“LUMIX”「DMC-G1」(2/2 ページ)

» 2008年09月12日 16時47分 公開
[ITmedia]
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 撮像素子は 4/3型有効1210万画素のLive MOSセンサー。低ノイズプロセスや暗所撮影時に有効なノイズ低減回路を開発したほか、フォトダイオードをシリコン深部へ埋め込むことでノイズの影響を低減させる構造なども導入した。

photophoto 上部はモードダイヤルなどが配置される

 組み合わせる画像処理エンジンは「ヴィーナスエンジンHD」で、低周波数域のノイズを低減する2次元デジタルノイズリダクションのほか、撮像素子のレッドとブルーから輝度信号を生成して斜め方向の、映像の縦横線を検出して処理することで水平・垂直方向の解像度を向上させている。

 同社製コンパクトデジカメで採用されている撮影アシスト機能「おまかせiA」も搭載しており、カメラを被写体に向けるだけで最適と思われるシーンモードをカメラが自動選択する。シーンモードは「人物」「風景」「夜景」「夜景&人物」「標準(動き検出)の5種類で、最大15人までの顔を認識し、ピントなどを自動調整する顔認識AF/AEも搭載。暗部/逆光補正機能、導体追尾AF/AE機能も備えている。

 ホコリ対策として、内部に付着したホコリを超音波振動で払い落とす「スーパーソニックウェーブフィルター」を備えるほか、撮像素子部にはゴミやホコリが侵入しにくい密閉型構造を採用した。

 カラーはカメラとして一般的なブラック(コンフォートブラック)のほか、レッド(コンフォートレッド)とブルー(コンフォートブルー)を用意。レッド/ブルーのカラーバリエーションを用意するのは、一眼カメラとしては異例だ。

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 記録メディアはSDメモリーカード(SDHC、MMC対応)で、HDMI(TypeC)も備えており、撮影した画像をテレビなどへ映し出すこともできる。HDMI CEC「ビエラリンク」にも対応しており、対応機種と組み合わせることで薄型テレビ「ビエラ」のリモコンっでスライドショーなどが行える。付属バッテリーでの撮影可能枚数は約330枚(CIPA基準)、LVF使用時には約350枚となっている。

 現在のところ、対応レンズは標準ズームレンズ「LUMIX G VARIO 14-45mm/F3.5-F5.6 ASPH./MEGA O.I.S」と望遠ズームレンズ「LUMIX G VARIO 45-200mm/F4.0-F5.6/MEGA O.I.S」のみだが、ロードマップも公開された。2009年には望遠レンズ1本(14-140mm F4-5.6 O.I.S HD)、広角レンズ(7-14mm F4)、単焦点レンズ(20mm F1.7)が追加される予定(カッコ内は仮称)。

photophoto レンズロードマップ(写真=左)、単焦点レンズ(20mm F1.7)を装着したDMC-G1
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