パナソニックは7月22日、コンパクトデジカメの新製品“LUMIX”「DMC-FZ28」を8月下旬より販売開始すると発表した。価格はオープンで、実売想定価格は5万5000円前後。
18倍というLUMIXシリーズ中では最高倍率のレンズを備えた「DMC-FZ18」の後継モデル。新製品のズーム倍率は同じく18倍だが、35ミリ換算27ミリ〜486ミリとなり、やや広角側に振られた格好となっている(DMC-FZ18は35ミリ換算28ミリ〜504ミリ)。
F値は変わらずF2.8〜F4.4。デジタルズーム「EX光学ズーム」を併用することで、32.1倍(35ミリ換算で866ミリ)の超望遠撮影も行える。オプションのテレコンレンズ「DMW-T55」を利用することで、光学ズーム倍率を30.6倍(826ミリ相当)、EX光学ズーム利用時には54.6倍(1473ミリ相当)まで引き上げることも可能だ。
撮像素子は1/2.33型 有効1010万画素CCDと高画素化が図られ(DMC-FZ18は1/2.5型 有効810万画素)、画像処理エンジンも「ヴィーナスエンジンIV」となった。追尾AF「おっかけフォーカス」や「横顔追尾」「自動逆光補正」を含む最新の「おまかせiA」を備えており、カメラが被写体距離や明るさなどの情報から最適な撮影モードを自動で判断・選択する。
DMC-FZ18に比べると連写性能が大きく向上しており、速度優先時では最大13枚(16:9、2メガ)、画質優先時では最大8枚(16:9、2メガ)が連続撮影可能。本製品ではメカニカルシャッターによる連写となっているため、スミアやフレアの影響を受けにくい。本体上部のダイヤルに用意されている「アドバンスシーンモード」には「クローズアップモード」が追加され、花や料理など近距離の被写体を撮影する際に活用できる。
背面液晶は2.7型(23万画素)で、周囲の明るさにあわせて輝度が自動調整されるオートパワーLCD機能も備える。本体サイズは117.6(幅)×75.3(高さ)×88.9(奥行き)ミリ。重さは約417グラム(バッテリー、メモリカード含む)。約50Mバイトの内蔵メモリを備えており、対応メディアはSD/SDHCメモリーカード。カラーはシルバーとブラックの2種類。
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