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ソニー、倍速駆動対応の「VPL-VW80」などプロジェクター2機種を発表

» 2008年09月18日 13時13分 公開
[ITmedia]

 ソニーは9月18日、SXRD搭載のブラビアビデオプロジェクター「VPL-VW80」と「VPL-HW10」を発表した。倍速駆動の「モーションフロー」に対応したVPL-VW80は、11月20日に発売予定。価格は75万6000円となる。またフルHD普及モデルと位置づけられたVPL-HW10は、10月20日発売でオープンプライス。店頭では30万円前後になる見込みだ。

photophoto 「VPL-VW80」(左)と「VPL-HW10」(右)

 SXRDは、ソニー独自の反射型液晶デバイス。VPL-VW80に採用したデバイスは従来よりも狭い0.25マイクロメートルの画素ピッチにより、メッシュ感のない滑らかな映像を実現するという。また120Hzのフレームレートで「モーションフロー」対応。早い動きのある映像も滑らかに再生する。

photo 光学ユニット

 さらに絞り機構「アドバンスト・アイリス2」や光学ユニット内の漏れ光を低減する特殊フィルターおよび光学補償板により、コントラスト比で6万:1を実現したという。光源は200ワットの水銀ランプ。白や赤の色表現力を向上させ、上位機種「LVP-VW200」のキセノンランプが持つ色再現性に近づけている。

 映像エンジンは、120Hz駆動に対応した「ブラビアエンジン2」。投射レンズには、新開発の1.6倍電動ズーム搭載大口径“ARC-F”(オールレンジクリアフォーカス)レンズを採用した。電動レンズシフトは上下65%、左右25%。セット冷却システムの最適化とエアフローをストレート化した新規ランプハウジングの採用などにより、動作音は20dBに抑えた。

 BDなどの24P入力のほか、DeepColorやx.v.Colorに対応したHDMI端子を2系統装備。「ブラビアリンク」もサポートし、AVアンプなどとの接続で「ワンタッチプレイ」「システムスタンバイ」などの連携動作が可能になっている。このほかの入力端子は、コンポーネント、S端子、D-Sub 15ピンが各1系統。

 外形寸法は、470(幅)×179(高さ)×482(奥行き)ミリ。重量は約12キログラム。ブルーバックライトを搭載したリモコンが付属する。

 一方のVPL-HW10もフルHDのSXRDを搭載しているが、倍速駆動には非対応で、1.6倍ズームレンズは手動となる。アドバンスト・アイリス2やブラビアエンジン2といった仕様は共通。コントラスト比は3万:1、最大輝度は1000ルーメンとなっている。動作音は22dB。

 外形寸法は407.4(幅)×179.2(高さ)×463.9(奥行き)ミリ。重量は約10キログラム。

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