オーディオテクニカは10月16日、同社が秋冬商戦へ投入する新製品の説明会を開催。数々の新製品を鮮やかにファッションショー形式で紹介した。
1962年に創業し、1978年にマイクロフォンを販売開始した同社は、今年でマイク発売30周年の節目を迎える。代表取締役社長の松下和雄氏は「当時は生録が流行したがじきに流行は廃れ、そこからマイクは業務向けにシフトしていったが、はじめの10年ほどはかなり苦労した」と当時を振り返える。しかし、いまでは同社製マイクは放送ならびにオーディオの業界に広く受け入れられ、今夏に行われた北京オリンピックでも広く利用された。
来年3月には売り上げ300億を達成したいという、同社の目標の中でマイクなどと並んで大きな位置を占めるのがヘッドフォンとイヤフォン。ヘッドフォンでは、モニターヘッドフォンのフラグシップモデル「ATH-A2000X」や、漆塗りハウジングの高級ヘッドフォン「ATH-ESW10JPN」、専用設計ドライバーを備えたDJヘッドフォン「ATH-PRO700LTD」、限定生産のオープンダイナミック型ヘッドフォン「ATH-AD1000PRM」などを投入する。
イヤフォンはカナル型が中心。6色のカラーバリエーションを用意する「ATH-CKM30」やトリプル・バランスド・アーマチェアドライバーを搭載する「ATH-CK100」などを投入する。注目なのは「ATH-CK100」。チタンハウジングの採用で、トリプル・バランスド・アーマチェアドライバーのタイプでは「世界最小サイズ」(同社)を実現した。重量は4グラム。出力音圧レベルは113dB/mWで、再生周波数帯域は20〜18000Hzとなっている。
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