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電球のような柔らかい色の“LEDランタン”橘十徳の「自腹ですがなにか?」第43回(2/2 ページ)

» 2008年11月25日 14時29分 公開
[橘十徳,ITmedia]
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充電池を使うときは要注意

 上部カバーや下部の電池ケースのカバーには滑り止めのゴムがはられており、これがデザイン上のアクセントにもなっている。電池を入れるときは底面のカバーを回転させて電池を収納する。電池を入れて再びフタを閉めようと思ったが、最初はうまくいかなかった。本体の凸部と電池カバーの凹部を合わせる必要があるのだが、これがなかなかうまく行かず、実に閉めにくいのだ。本体が防滴構造なので、カバーの形状も少し変わっているようだ。慣れれば簡単だが、使うときは説明書を良く読んだほうがいいだろう。

photophoto 乾電池は底部に収納する(左)。底部の収納式フック(右)

 LEDの明るさはHighとLowの2段階で、電池寿命はアルカリ乾電池でHighの場合、連続約72時間。Lowの場合は144時間となっている。Highの場合でも、1日8時間使ったとして9日はもつ計算になる。2〜3泊のキャンプであれば、途中で取り替える必要はないわけだ。ちなみにフラッシュ点滅というモードも用意されていて、こちらの場合は約240時間となっている。また、この商品は暗闇でも置き場所が分かるように、点灯していないときもスイッチが緑に光る機能が備えられているのだが、この表示灯は約1年間もつという。

 なお、ニッケル水素充電池を使うという手もあるが、LEDランタンの場合、容量ギリギリまで使って過放電させてしまうことにより、充電池の寿命を縮めてしまう恐れがあるので要注意だ。100円ショップなどで売っている安いアルカリ電池を買ったほうが賢いかもしれない。

間接照明として屋内で使うのもアリ

 使い方は簡単だ。まずHighモードで点灯させたい場合はスイッチを1回だけ押す。Lowモードの場合は2回連続で押せばOK。また、フラッシュ点滅モードの場合は5秒間長押しする。いずれのモードでも、点灯中に再度スイッチを押せば消灯する。また、本体認識表示灯は本体の点灯中には光らず、消灯後3秒間隔で点滅するようになっている。

photophoto 折りたたみ式フック(左)。点灯させてみた(右)

 明るさは公称値で280ルーメンとのことで、蛍光灯や電球とは単純に比較できないが、実際に光らせてみるとかなり明るく感じた。個人的には、キャンプで使う際にもメインライトとして十分使えると思う。光も暖色系として違和感のない、目に優しい光だ。これなら部屋の中で暗めの間接照明として使うのにもいい。ふだんは白色蛍光灯を使っている人が、たまには暖色系ライトを使ってみたいというような場合は重宝するだろう。もちろんアウトドア用や防災用として常備しておくのにもぴったりだ。手軽に使える省電力ランタンとして、ぜひご注目いただきたい。

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