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デュアルSD、小型軽量、900万画素――ビクター「Everio」の新展開2009 International CES(2/2 ページ)

» 2009年01月10日 19時00分 公開
[芹澤隆徳,ITmedia]
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 「SD/SDHCカードの実勢価格を見ると、最大容量の製品は高価だが、半分の容量のものは極端に値段が下がる傾向にある。例えば32Gバイトのカードを1枚購入するより16Gバイト×2枚のほうがかなり安く、ユーザーにとってもコストメリットが大きい。またスロットが2つあれば、撮影後にコピーして人に渡すといったこともできる。数GバイトのSDカードはmini DVテープ並みに安くなっているため、今後はそうした需要も増えるだろう」(日本ビクター)。

photophoto メニューで2つのカードスロットを動画撮影、静止画撮影に割り当てたところ(左)。ダビング画面。相互にダビングが可能だ(右)

 一方のスタンダード画質モデルには、HDD搭載の「GZ-MG630」(60Gバイト)、「GZ-MG670」(80Gバイト)、「GZ-MG680」(120Gバイト)、およびデュアルSDスロット搭載の「GZ-MS120」が用意された。いずれも80万画素CCDと光学40倍ズームレンズを搭載。やはり撮影した動画をiTunesにエクスポートしたり、YouTubeにアップロードする機能を持つ。

photophoto 「GZ-MG630」(左)と「GZ-MS120」(右)

30代男性がターゲットの900万画素Everio

 コンセプトモデルは、縦型と横型の2種類が展示されていた。「質感重視」で開発したというボディーはブラックを基調としたシックな印象。「30代の男性がターゲット」というのもうなずける。

photophoto コンセプトモデルは、縦型と横型の2種類。HDDやメモリは内蔵せず、SD/SDHCカードスロットを1つ搭載している

 注目の撮像素子は、有効900万画素のCMOSセンサーを使用した。サイズが1/2.33インチと大きくなるため、光学ズームの倍率が気になるところだが(詳細は未公開)、代わりに“画素ずらし”などを使用しなくてもフルハイビジョン動画が撮影できるうえ、静止画なら実画素数で900万画素が得られるという。

 「Everioは、どちらかといえばビデオカメラとしてのイメージが強い。この製品で動画、静止画の両方を妥協のない画質に仕上げ、“静止画もキレイなEverio”と訴求したい」(同社)。

photophoto 先日の「MacWorld Expo」でお披露目された業務用ハイビジョンカメラ「GY-HM100」も発見。QuickTimeファイルフォーマットに対応する初の用務用HDメモリーカードカメラであり、約1.4キログラムという軽さも特徴。持ち上げて見るとホントに軽い
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