キヤノンは2月18日、コンパクトデジタルカメラ“IXY DIGITAL”シリーズの新製品「IXY DIGITAL 830 IS」「IXY DIGITAL 510 IS」「IXY DIGITAL 210 IS」「IXY DIGITAL 110 IS」、“PowerShot”シリーズの新製品「PowerShot SX200 IS」「PowerShot D10」「PowerShot A1100 IS」「PowerShot A480」を2月下旬より順次販売開始すると発表した。価格はいずれもオープン。
製品名 | 特徴 | 実売想定価格 |
---|---|---|
IXY DIGITAL 830 IS | 光学5倍ズーム、「こだわりオート」 | 3万円前後 |
IXY DIGITAL 510 IS | 広角28ミリ、「こだわりオート」 | 4万円前後 |
IXY DIGITAL 210 IS | IXYシリーズ最薄、「こだわりオート」 | 3万3000円前後 |
IXY DIGITAL 110 IS | カジュアルな4色展開、「こだわりオート」 | 2万8000円前後 |
PowerShot SX200 IS | 28ミリからの12倍ズーム、HD動画、「こだわりオート」 | 4万5000円前後 |
PowerShot D10 | 防水・耐寒・耐衝撃、「こだわりオート」 | 5万円前後 |
PowerShot A1100 IS | 12.1M CCD、「こだわりオート」 | 2万2000円前後 |
PowerShot A480 | 10M CCDシンプルモデル | 1万7000円前後 |
新製品はPowerShot A480を除き、全製品が「EOS 50D」と同様の画像処理エンジン「DiGiC 4」を搭載。DiGiC 4は基本性能がDiGiC 3比で約30%向上しているほか、、高ISO時の処理速度向上(従来比300%)、顔検出速度向上(同300%)、動体検出速度向上(同1000%)など各機能についても、大幅な強化が図られている処理エンジンだ。
人物の顔をきれいに写す「フェイスキャッチテクノロジー」、高感度撮影時のノイズを低減する「ノイズリダクションテクノロジー」、動きを検知してブレを低減する「モーションキャッチテクノロジー」は既存製品に引き続き実装されており、加えて、新製品では「人物」「距離」「明るさ」「色」「動き」の各情報をもとに撮影シーンを分析し、適した設定と画像処理を行う「シーンキャッチテクノロジー」を搭載、本技術を利用した撮影モード「こだわりオート」を備えた。
「こだわりオート」時には、撮影シーンをカメラがどのように分析しているか18のシーンに分類、どの撮影モードになっているかを液晶上に表示する。AFも自動的にコンティニュアスAFとなるほか、マクロモードへも自動的に切り替わるため、合焦時間の短縮が図られている。マクロ撮影とカメラが認識した場合は、なるべくストロボを発光させないといった露出制御も行われる。また、ISO感度についても上限値が既存のオート撮影モードより引き上げられており(400→800)、これまでの「高感度オート」と統合されている。
夜景撮影時にあえて低ISO感度撮影とすることでノイズ感を抑える(三脚利用時に限る)ほか、被写体の白トビや低コントラストを検出した場合は自動的に階調を調整(拡大/縮小)することで、ハイライトの飽和や沈みを抑制するといった制御もカメラが自動で行ってくれる。
そのほか、フェイスキャッチテクノロジーの応用として、撮影直後の確認画面で目をつむっている人物がいれば注意を促してくれる「目つむり検出」なども用意された(目つむり検出の搭載機種はIXY DIGITAL 830 IS/510 IS/210 IS、PowerShot SX200 IS/D10)。IXY DIGITAL 830 IS/510 IS/210 IS、PowerShot SX200 ISの4モデルは本体にHDMIミニ端子を搭載。カメラをハイビジョンテレビに接続するだけで、撮影した写真や動画を楽しめる。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
Special
PR