キヤノンから、IXYの2008年秋冬モデルが登場した(→「DiGiC 4」でパワーアップしたIXY&PowerShot)。ちょっと整理してみよう。何しろ現在6モデルもあるのだ。
春に出たのが2ケタ型番の小型IXY(「IXY Digital 20 IS」と「IXY Digital 25 IS」)。この2つは小型軽量が特徴の3倍ズーム。IXYの王道といっていい。「IXY Digital 95 IS」は3倍ズームで薄いけれども、モニターが3インチと大きめ。
以上が2ケタ型番のモデル。続いて、そのちょっと上のランクに3ケタモデルがある。一足早く登場した「IXY Digital 820 IS」は望遠側を強化した製品。5倍ズームレンズを搭載している。
そしてこの秋に登場した「IXY Digital 920 IS」(以下、920 IS)と「IXY Digital 3000 IS」(以下、3000 IS)である。
望遠側を強化したのが820 ISなら、広角側を強化したのが920 ISで、28ミリ相当からの4倍ズームとなっている。2007年にヒットした「IXY Digital 910 IS」の後継機だ。
4ケタモデルはCCDが違う。他のモデルは1/2.3〜1/2.5インチのCCDを使っているが、3000 ISはひとまわり大きい1/1.7インチCCDを採用。画質重視のハイエンドIXYというわけだ。
それぞれ特徴はあるが、すべてのモデルに光学式手ブレ補正が搭載され、映像エンジンDiGiC(秋モデルからは新型のDiGiC 4)が搭載され、絵作りも同じで、どれを買ってもそれなりに安心して使える定番シリーズとなっている。
そこから秋モデルの920 ISと3000 ISの2つをまとめてレビューである。
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