アップルから第3世代のiPod shuffleが登場した。「背面にクリップ」という特徴こそは既存製品と共通するが、小型軽量化はさらに進められ、外観もシンプルさを増した。製品にさっそく触れてみたい。
白い台紙の上にiPod shuffle本体が乗った透明な樹脂ケースというパッケージングも既存製品と変わらないが、本体の小型化にあわせてかサイズはかなり小さくなった。内容物は本体のほかにリモコン付きイヤフォン「Apple Earphones with Remote」、USBケーブル、クイックリファレンスのみとシンプル。
パッケージから取り出すと本体が姿を現すが、手にするとやはりその小ささに驚かされる。45.2(高さ)×17.5(幅)×7.8(厚さ)ミリ・10.7グラム。既存のiPod shuffleが41.2(幅)×27.3(高さ)×10.5(厚さ)・約15グラムなので、体積比で約5割弱、重量でも約3割の小型軽量化が進められたことになる。
背面のステンレス製クリップや上面のスライドスイッチ近辺も丁寧に仕上げられており、小さいながらも安っぽさを感じることはない。ボディ表面の素材は梨地仕上げのアルミニウムとなっており、カラーはシルバーとブラックの2色。「シルバーならばMacBookとのマッチングも良好だろう」と感じさせるあたり、デザイン性の高さは同社ならではといったところ。
上面には3.5ミリピンジャックが用意されており、これまでと同様、イヤフォンの接続とiTunesとのシンクにはこれを利用する。既存製品では専用Dockが付属していたが、本製品ではショートタイプ(全長5センチほど)のUSB-3.5ミリプラグケーブルが付属する。携帯性という意味ではこちらの方が優れているといえる。
外観上、最も注目されるのが「本体に操作ボタンがない」ことだろう。上面に電源とシャッフル再生のオン/オフを行うスライドスイッチが用意されているが、再生/停止や音量調整は付属イヤフォンのリモートコントロールパッドから行う仕組みになっている。
それではさっそくiTunesとシンクして試用してみよう。今回はWindows環境で試用した。既にiTunesは8.1にバージョンアップ済みだったが、初回起動時、「VoiceOverを有効にする」のチェックボックスをオンにしてセットアップを進めると、「VoiceOver Kit」のダウンロードを要求された。使用許諾契約に同意すれば、VoiceOver Kitがダウンロードされ、インストールされる。
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