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室内用ヘリの進化が止まらない東京おもちゃショー2009

» 2009年07月24日 11時12分 公開
[芹澤隆徳,ITmedia]
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 赤外線や無線を使用する手軽な室内用ヘリコプターが、再び脚光を浴びている。ジャイロセンサーや音声コントロールといった技術が操縦のハードルが下げる一方、車両とヘリを1つのコントローラーで操縦するといったアイデア商品も登場。東京おもちゃショー2009で注目を集めたタイヨーの「ボイスヘリ」とシー・シー・ピー「ハニービー 3ch ミッションキャリアー S.W.A.T.」を動画で紹介しよう。

photophoto ジャイロセンサーを搭載したシー・シー・ピーの「ジャイロビー」。空中でつついても落ちないという安定した飛行とシャープな方向転換を実現する。7月に5754円で発売予定(左)。音声コントロールで注目を集めたタイヨーの「ボイスヘリ」。発売中(右)

 世界初の音声コマンド対応R/Cとして注目を集めたタイヨーの「ボイスヘリ」。当初は大人向けの商材として発売したものだが、ふたを開けてみるとファミリー層の需要が予想外に多かった。「従来のヘリコプターは、小さなお子さんが操作するのは難しかったのですが、ボイスコントロールなら『アップ』『ダウン』など単純な命令で半自動的にヘリが動きます。このため、お父さんとお子さんが一緒に遊ぶケースが増えているようです」(タイヨー)。

photo 「ボイスヘリ」

 ボイスコマンドで操作できるのは、上昇・下降・静止など5つの動作。またボイスヘリには、天井感知システムが搭載しているため、天井にあたって落ちてくることも少ない。こうした簡便さが人気の秘密のようだ。

 またタイヨーでは、ボイスコマンドR/Cの第2弾“戦車”を9月に発売する。ラインアップはドイツの「TIGER I」と「陸上自衛隊90式戦車」。価格は各9429円となっている(→声で操るR/Cの第2弾は“戦車”、BB弾も発射)。

車両とヘリを同じコントローラーで操作

 一方、シー・シー・ピーの「ハニービー 3ch ミッションキャリアー S.W.A.T.」は、ヘリコプターとキャリアー(輸送車両)を1台のコントローラーで操作できるユニークな赤外線コントロール玩具だ。“ヘリ出動”というストーリー性のある遊び方ができるのが特徴で、かつて「サンダーバード」や「ウルトラ警備隊」にあこがれた世代が、子どもと一緒に遊ぶことを想定している。

photophoto 「ハニービー 3ch ミッションキャリアー S.W.A.T.」

 赤外線タイプのコントローラーは、上記のジャイロビーなどと同様の3チャンネル操作。電源スイッチをスライドさせてキャリアーとヘリの操縦を切り替える仕組みになっている。

photophoto コントローラーは電源スイッチでキャリアーとヘリの操作を切り替える仕組み

 キャリアーは前後左右の“フルアクション”にくわえ、コントローラー上部のボタンで「リア・パネル開閉」と「エレベーター昇降」を操作できる。パネルを開けると、その動作に連動してLEDライトが点滅し、警告サウンドが鳴り響くなど、雰囲気たっぷりの演出で気分を大いに盛り上げる。

photo 雰囲気たっぷりの発進シーン

 エレベーターが止まったら、次はヘリの操作だ。コントローラーの電源スイッチをスライドさせると、さきほどキャリアーを動かした2本のスティックでヘリの上昇/下降および左右の回転が可能になる。また、リア・パネル開閉ボタンがヘリの「前進」に割り当てられているため、「上昇して前方に発進」といった、いかにも緊急出動っぽい出動シーンを演出できる。

 「ハニービー 3ch ミッションキャリアー S.W.A.T.」は7月下旬に発売予定。価格は8379円。

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