三洋電機は1月16日、デジタルビデオカメラ“Xacti”の新製品として「フルハイビジョンビデオカメラで世界最小・最軽量・最薄」をうたう「DMX-CS1」を2月19日より販売開始すると発表した。価格はオープンで、実売想定価格は4万円前後。
レンズやセンサーモジュールを新開発することで、62.5(幅)×123.5(高さ)×26.8(厚さ 最薄部20ミリ)/142グラム(本体のみ)という小型軽量ボディを実現した。大幅な薄型化を進めることで携帯性を大きく向上させたが、「動画撮影」「静止画撮影」の開始ボタンはこれまでの背面左右ではなく、上下配置に変更されている。
録画形式は既存製品と同様、MPEG-4 AVC/H.264(拡張子は.MP4)で、撮像素子は1/5型 総画素約340万画素CMOSセンサー。動画の録画モードとしてはFull-HD(1920×1080ピクセル 16Mpbs)など6種類を用意する。静止画撮影については画素補完によって最高8メガ相当(3264×2448ピクセル)までの撮影が可能だ。レンズは光学9倍ズームレンズ(35ミリ換算38〜342ミリ)で、電子式の手ブレ補正機能も備える。
動画撮影時には最大12人までを検出する顔検出/追尾機能が利用できるほか、静止画撮影時には被写体の色にピントをあわせ続ける色認識被写体追尾機能も利用できるため、走り回るペットなどの撮影にも適する。静止画撮影時には、秒間6枚の撮影を連続して行い、シャッターボタンから指を離した瞬間を保存する「新方式リバース連写」機能なども利用できる。
薄型ボディながらステレオマイクを搭載。通常録音の「ワイドモード」のほか、正面への指向性を高める「ガンマイクモード」、ズームにあわせて指向性/集音性を自動的に変更する「ズーム連動モード」と3種類のマイクモードも用意した。
対応メディアはSD/SDHCメモリーカードで、次世代SDメモリーカード規格である「SDXC」にも対応する。無線LAN内蔵SDカード「Eye-Fi Share/Eye-Fi Share Video」との連動機能も備えており、転送状況やオートシャットオフなどEye-Fiの機能をカメラ側から制御することができる。
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