東芝デジタルプロダクツ&サービス社は4月20日、2011年度の商品戦略説明会を開催し、液晶テレビ“REGZA”を含むAVとPCの新製品を一挙に発表した。バッテリー内蔵の液晶テレビやAndroid搭載タブレットなど、新機軸の商品も多数搭乗している。
今年4月1日付けで液晶テレビやBlu-ray Discレコーダーなどの映像事業を管轄する「ビジュアルプロダクツ社」と、PC事業を管轄する「デジタルプロダクツ&ネットワーク社」を統合した東芝。統合後、初となる今回の発表会では、液晶テレビ“REGZA”やBDレコーダーの“レグザブルーレイ”にくわえ、3D対応のノートPC「Dynabook」など、AVとPCの新製品が続々と紹介された。
“REGZA Tablet”「AT300」は、Android 3.0を搭載し、「レグザAppsコネクト」で液晶テレビやレコーダーとシームレスに連携できる「東芝らしいタブレット」(大角氏)。これにより、REGZAは携帯電話からタブレット、大型テレビまでを幅広くカバーするブランドになった。「レグザフォンやレグザタブレットから液晶テレビをコントロールする新しい視聴スタイルを提案する」。
また今後の製品戦略として、バッテリーを内蔵した19V型液晶テレビを7月に市場投入すること、HDDに録画番組を溜め込みタブレットや携帯電話で持ち出せる「レグザサーバー」や裸眼立体視対応の「グラスレス3Dタブレット」を2011年度中に商品化する計画も明らかにされた。かねてから話に上っていた大画面のグラスレス3Dレグザは年内に投入予定だ。詳細は明らかにしていないが、「40インチ台、50インチ台の商品を年内あるいは秋のタイミングで市場投入したい」(大角氏)。
主な新製品の概要は下表の通り。詳細は別途掲載する。
「ZG2」シリーズは、最大6チャンネルの地デジを約30時間分録画できる“タイムシフトマシン”搭載のプレミアムモデル。2TバイトのHDDに加え、地デジ9チューナー、B-CASカード5枚を標準装備した。映像エンジンは、「レグザエンジンCEVO Duo」。アクティブシャッター方式の3D表示にも対応。
一方の「ZP2」シリーズは、パーソナルサイズながら、フルHDのIPSパネルを採用したプレミアムモデル。映像エンジンは、「レグザエンジンCEVO」。偏光メガネを使う3D表示にも対応したほか、ゲーム使用時の遅延をさらに短縮。ゲームを強く意識したモデルになった。外付けUSB HDD対応。
型番 | 55ZG2 | 47ZG2 | 42ZG2 |
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発売日 | 5月下旬 | ||
実売想定価格 | 49万円前後 | 39万円前後 | 30万円前後 |
型番 | 32ZP2 | 26ZP2 |
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発売日 | 6月上旬 | |
実売想定価格 | 15万円前後 | 13万円前後 |
RD型番のBlu-ray Discレコーダー3機種にくわえ、テレビで録画した番組をBDに残せる“レグザブルーレイプレーヤーライター”「D-BR1」を新たにラインアップ。
型番 | RD-BZ810 | RD-BZ710 | RD-BR610 | D-BR1 |
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発売日 | 5月下旬 | 6月下旬 | ||
実売想定価格 | 11万5000円前後 | 10万円前後 | 8万円前後 | 3万5000円前後 |
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