バルクは4月27日、「地デジに関する調査」についての結果を発表した。それによると、地デジ対応テレビの普及率が全体の80%を超えていることが分かった。
アンケート「所有テレビの種類(地区別)」では、所有テレビが地デジに対応しているかどうかを調査した。関東地区では地デジ対応テレビを所持しているのは54%、地デジ対応およびアナログ対応テレビの両方を所有しているのは30.7%で合計で84.7%。近畿地区では、地デジ対応テレビのみが49.4%で、地デジおよびアナログ対応テレビの両方を所持しているのは40.3%、合計で89.7%と近畿地区のほうが関東地区に比べ若干普及率が高い。また、両地区の平均では87.2%となり関東、近畿地区あわせると約9割近い人が既に地デジに対応しているようだ。
これは、アナログ放送が終了する7月24日まで、すでに100日を切っていることと、3月まで実施されていた家電エコポイントの影響が強いと思われるが「地デジ受信開始時期」のアンケートの結果をみると「2010年以前」(60.8%)が最も多く、次いで「2010年7月〜12月」(20%)、「2010年1月〜6月」(14.7%)と、昨年までの段階で大半の人が地デジに対応しており、「2011年1月以降」に開始した人は4.5%と今年3月31日の家電エコポイント終了目前の駆け込み需要というより、地デジ完全移行の発表をきっかけに、ユーザーの買い替えがすでに進んでいた結果だと分かる。
「所有しているテレビ・レコーダーのメーカー」の調査では、テレビ/レコーダー所有率がそれぞれ40%、22.4%のシャープを筆頭に、パナソニック(25.4%/32.3%)、東芝(22%/18.8%)と続き、国内メーカーが上位を占めた。
「テレビのメーカー別にレコーダーとの組み合わせを見ていくと、各テレビとも“レコーダーはパナソニックを使用”という人の割合がそれぞれ2〜3割存在する結果となった。ビエラリンクやAQUOSファミリンクのように同メーカーでそろえることの利便性があり、家電量販店などではセット販売や割引などを多く見かけるが、実際は必ずしもそうではないようだ」(同社)。
さらに、現在アナログ対応テレビを使用している人に「これから購入したいテレビメーカー」のリサーチ結果では、シャープが32.1%と最も多く、パナソニック(28.7%)、ソニー(19.9%)、東芝(19.7%)と続いた。「現在使用しているメーカーと、これから購入したいテレビのメーカーを尋ねたところ、東芝“レグザ”やパナソニック“ビエラ”はこれから購入したい割合が高くなっていた」(同社)。
今回の調査対象は20〜60代の男女(バルクルーメンバー)で、調査方法はWebアンケート方式。対象地域は関東地区(東京都、千葉県、神奈川県、埼玉県)と近畿地区(大阪府、京都府、兵庫県、奈良県)となっている。アンケート回答者は1947人で、2011年3月1日〜3月3日に実施した。
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