まず洗面所では40ワットの白熱灯と比較している。なお、この洗面所は鏡に近い場所にあるE17口金の照明とは別にもう1つメインとなるE26口金の照明が入口付近に付いているが、今回の撮影ではE26の照明は点灯させずにE17だけを点灯した状態で比較した。
白熱灯と比べてかなり白っぽい色味だが、洗面所にはとてもよく合う。洗面ボウルの白さが引き立ち、清潔でさわやかな空間を演出できるだろう。明るさについてはメインライトを消すと少し暗く感じるので、これ1つで洗面所をまるごと照らすには少し力不足だ。
次は和室で木製スタンドに取り付けてみた。比較に使ったのはスタンドに付属していた25ワットの白熱灯だ。白熱灯に比べると光の広がりが少なく、下部にあまり光が回っていない。独特の白い色味は和室の雰囲気にはあまり合わない。
最後に洋室のテレビの裏を照らす間接照明として使ってみた。比較に使用したのは白熱灯の40ワットタイプだ。ここでもやはり白さが目立つ。もう少し暗く光が分散されてればこの色味でもいいかもしれないが、光が壁の一部分に集まりすぎていて、いまひとつ雰囲気に欠ける。
とにかく色味が白いので、今回の和室と洋室のようなシチュエーションにはあまりおすすめできない。東芝ライテックの黄色い色味とはまったく別の方向性なので、好みは分かれるだろう。
今回取り上げるE17口金のLED電球の中でもこの白さは独特であり、洗面所にはかなり適していると思う。昼光色や昼白色まではいかなくても、白っぽい電球色が好きな人はこれを選べば満足できるだろう。ただ、やはり定格寿命の短さがどうしても気になる。この点についてはモデルチェンジでの進化を期待したい。
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