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3Dを2倍以上明るく、ソニー「VPL-VW95ES」登場従来比

» 2011年09月06日 17時19分 公開
[ITmedia]

 ソニーは9月6日、3D対応のSXRD搭載プロジェクター「VPL-VW95ES」を発表した。新しいランプ制御技術の採用により、従来よりも2倍以上明るい3D映像を実現したという。価格は66万4650円。10月20日に発売する予定だ。

ソニー「VPL-VW95ES」

 ハイフレームレート対応のSXRD(Silicon X-tal Reflective Display)を搭載し、フレームシーケンシャル方式の3D表示を可能にしたフロントプロジェクター。3Dシンクロトランスミッターを本体に内蔵し、新型の3D眼鏡「TDG-PJ1」が2個付属する。スクリーンを用意すれば、最大300インチの3D映像を家庭で楽しめる。

 SXRDは0.61型のフルHD。0.2マイクロメートルという狭い画素間スペースが光漏れを防ぎ、さらにランプの光量を自動制御する絞り機構「アドバンストアイリス3」を組み合わせたことで、ダイナミックコントラストは15万:1を実現した。

 新しいランプ制御技術は、3Dメガネのシャッターの開閉に合わせてランプの明るさをダイナミックにコントロールするというもの。シャッターが開いているタイミングでは通常よりランプを明るく光らせる一方、左目用/右目用の映像を書き換える間はランプの明るさを抑える仕組みだ。これにより、3D映像は従来機「VPL-VW90ES」比で約2.1倍明るくなり、またクロストークも抑えられるという。

新ランプ制御技術のイメージ

 「2D/3D専用画質モード」も新しい。映像素材に合わせた「Cinema1〜3」(フィルム画質、デジタルシネマ画質、プロフェッショナルモニターに合わせた画質)や「Game」「Photo」など7つのプリセット画質モードを用意した上、それぞれに2D映像と3D映像の視聴時に最適な設定を設けた。ユーザーがカスタマイズした“お好み設定”も2つ保存可能。これら9つの画質モードは、付属のリモコンでダイレクトに呼び出せる。

 「2D→3D変換」機能は通常の2Dコンテンツを疑似3D化する機能。設定メニューでは、3D効果(3段階)、奥行き(5段階)、3Dメガネの明るさ(5段階)といった項目が調整できる。

 そのほか、シネスコサイズ(シネマスコープ:2.35:1)の映画視聴時に便利な「ピクチャーポジション」を新搭載。通常の16:9加え、シネマスコープサイズやビスタサイズなど最大5つの画面サイズをメモリー可能で、リモコンからすぐに呼び出せる。主な仕様は下表の通り。

製品名 VPL-VW95ES
パネル ハイフレームレート対応0.61型SXRD
光源ランプ 200ワット高圧水銀ランプ
輝度 最大1000ルーメン
投影サイズ 40〜300型(16:9)
レンズ 1.6倍電動ズーム(f18.5〜29.6mm/F2.50〜3.40)
レンズシフト 上下65%、左右25%
入力端子 HDMI×2、コンポーネント、D−sub 15ピン
外形寸法 470(幅)×179.2(高さ)×484.9(奥行き)ミリ
重量 約11キログラム
付属品 3Dメガネ×2、USB充電ACアダプター、リモコン
価格 66万4650円
発売日 10月20日

関連キーワード

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240Hzパネル駆動の「SXRD」搭載。映画の映像美を心ゆくまで堪能できる、さらに明るくなった3D対応の高画質ビデオプロジェクター。価格は66万4650円(税込/予定)


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