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ソニー、USBダイレクト接続のICレコーダー新製品「ICD-UX523」カナル型イヤフォン付属

» 2011年09月26日 16時13分 公開
[ITmedia]

 ソニーは9月26日、ICレコーダー「UXシリーズ」の新製品として、4Gバイトメモリを内蔵した「ICD-UX523」、およびICD-UX523にFMラジオを内蔵し、カナル型イヤフォンが付属する「ICD-UX523F」の2機種8モデルを発表した。それぞれ4色のカラーバリエーションをそろえ、10月21日に発売する。価格はオープンプライスで、実売想定価格はICD-UX523が1万円前後、ICD-UX523Fは1万3000円前後となる見込みだ。

「ICD-UX523」(左)はシルバー、ピンク、ブルー、バイオレットの4色。FMラジオ内蔵の「ICD-UX523F」(右)はシャンパンゴールド、ホワイト、ブラック、レッドの4色をラインアップする

「ICD-UX523F」に付属するイヤフォン。13.5ミリドライバーユニットを搭載したダイナミック型だ

 背面のスライドスイッチでUSB端子が出てくるPCダイレクト接続対応のICレコーダー。ケーブルを使わずに録音データの保存や管理、USB経由の充電が行える(付属のニッケル水素電池使用時)。従来機「ICD-UX513F」ではUSB端子をスライドさせると“ふた”の部分が上に上がる構造だったのに対し、新製品では内側に引き込まれるため、よりスマートに使用できるようになった。

スライドスイッチでUSB端子が出てくる仕組みは従来機と同じ。ただし、ふたが外側に出ないスッキリとした状態で利用できる(手前が新機種)

 録音用マイクは、会議や講演会の録音に最適なチューニングを施した「Sマイク」で、強力ノイズカット機能などを搭載。シチュエーションに合わせて最適な設定を呼び出せる「シーンセレクト」も備えた。

 録音フォーマットは、リニアPCM(44.1kHz/16bit)およびMP3に対応。MP3では、モノラルの8kbpsからステレオ320kbpsまで、6段階の録音モードを選択できる。録音用ストレージは、内蔵の4Gバイトメモリに加えてmicroSDカードを使用可能。電源は単四形乾電池1本を使用する。付属のニッケル水素充電池を使用した場合、約30時間の“スタミナ録音”が可能だ。

 またFMラジオ内蔵の「ICD-UX523F」は、ラジオの録音も可能(予約は不可)で、アナログ音声ケーブルも付属する。これは、テープレコーダーなどで過去に録音したものをデジタル保存するといった用途を想定しているという。

側面に操作ボタン。上面にはイヤフォンと外部マイク用のミニジャックを装備。電源は単四形乾電池1本。充電対応のニッケル水素電池が付属する

 このほか従来機に比べ、内蔵スピーカーの口径が20ミリと大きく(従来は16ミリ)なって大音量再生時に聞きやすくなったほか、使用頻度の高いボタンを大きくして配置も改善。機能面では、フォルダ名を本機側で変更できるようになったほか、日付で録音ファイルを探せる「カレンダーサーチ」」、ボタンを押すと一定の時間をスキップする「イージーサーチ」、頭出しマークを付ける「トラックマーク」機能などが新しい。

任意のフォルダ名を選択できる(左)。イージーサーチの設定画面(中、右)。任意の時間を設定できる

 外形寸法は36.6(幅)×102(長さ)×13.7(厚さ)ミリ。本体重量は約58グラム。Windows用ソフトウェア「Sound Organizer」のCD-ROMやUSBケーブル、単四形充電式ニッケル水素電池などが付属する。

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