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キーワードは“融合”、見どころの多いソニー2012 International CES(2/3 ページ)

» 2012年01月11日 22時08分 公開
[小山安博,ITmedia]

 「PlayMemories Home」は、PC用のソフトウェア。画像/3D映像・動画を集約し、カレンダーや地図で管理できるほか、PlayMemories Onlineにアップロードすることも可能だ。「PlayMemories Mobile」は、AndroidやiOSに対応したモバイル機器向けサービスで、PlayMemories Onlineの閲覧に加え、北米向け新製品の「Bloggie Live」で撮影した動画を無線LAN経由で本体から取得するといったことも可能になっている。さらにPlaystation 3向けの「PlayMemories Studio」では、PS3のパワーを使って画像の編集や管理が「まるでゲームのように」(平井氏)行える。

「PlayMemories Home」は、PC向けのソフトウェア。現行の「Picture Motion Browser」を将来的に置き換える計画だ

モバイル端末向けには「PlayMemories Mobile」。AndroidだけでなくiOSにも対応する

Playstation 3のパワーで画像の編集や管理が行える「PlayMemories Studio」

 「新しいユーザー体験」実現のため、ソニーはモバイルデバイス事業を拡張する。「Sony Tablet P/S」や「PS Vita」もその一例。このホリデーシーズンには、Sony TabletやPS Vitaを含むゲーム機(Sony TabletはPlayStationのゲームがプレイできる)が、世界で650万台も販売されたという。さらにスマートフォンでもSENに対応していく。

多彩な入力デバイスを備えた「Sony Internet TV」、注目の「Crystal LED Display」も

 一方、テレビに関しては「インターネットにあるコンテンツのゲートウェイになる」(平井氏)として、Google TVプラットフォームを採用した新しい「Sony Internet TV」を紹介した。

 Internet TVでは、新しいリモコンがユニークだ。タッチパッドを搭載して画面の操作をしやすくしたほか、本体背面にはQWERTYキーボードも装備。内蔵マイクによるボイス検索もできるようになっている。

新しい「Sony Internet TV」。独自のUIも採用しており、リモコン操作しやすいようになっている

付属のリモコン。タッチパッドを搭載し、カーソル操作も可能(左)。背面にはキーボードを搭載(中)。側面にはボリュームやチャンネル切り替え(右)

反対の側面(左)。スマートフォンに対応したリモコンアプリも用意する(右)

 BRAVIAシリーズでもインターネット接続機能を強化していく。北米向け新製品では、画像処理エンジンとして「X-Reality Pro」を搭載し、超解像技術を用いてネット動画も美しく表示できるほか、3Dコンテンツの高画質化も可能になったという。さらに、新しい3D用メガネは、従来の半分以下のサイズになった。

インターネット機能を強化したBRAVIAの新製品ラインアップ。米国では第1四半期に発売予定の「HXシリーズ」だ

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