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量産型「ザクとうふ」出撃キヌとは違うのだよ、キヌとは

» 2012年03月27日 23時38分 公開
[芹澤隆徳,ITmedia]
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 相模屋食料が「ザクとうふ」の量産を開始した。量産型ザクの頭部をモチーフにした容器に“枝豆風味”のとうふを充填したもので、3月28日(水)から全国のスーパーやコンビニで販売する。店頭価格は1機200円前後。数量限定で「ヒート・ホーク・スプーン」が付属する。

「ザクとうふ」と「ヒート・ホーク・スプーン」(左)発表会には声優の池田秀一さんとタレントの南明奈さんが駆けつけた。池田さんは「できれば赤いとうふも研究してもらいたい」と当然のコメント(右)(c)創通・サンライズ

 相模屋食料は、豆腐メーカーとして初めて年間売上100億円を突破した豆腐業界のリーディングカンパニー。1951年創業の老舗食品メーカーながら、「伝統は革新の連続である」とモットーとし、「油で揚げない油揚げ」など“ありそうでなかった商品”を多く手がける。

 自身も熱心なガンダムファンだという同社の鳥越淳司社長は、ザクと豆腐には多くの共通点があると指摘する。「ガンダムシリーズの名脇役であるザク、食卓の名脇役である豆腐。どちらも量産型であり、モビルスーツと日本食文化の基本でもある。ザクとのコラボレーションは、思いつきではなく必然だ」(鳥越氏)。

ザクとのコラボは思いつきではなく、必然という鳥越氏

 しかし、開発には困難を伴った。豆腐を入れる容器のメーカーには「本気でやるんですか」と苦笑され、製造機械メーカーには「こんな豆腐の製造機械はないよ」とあしらわれる。こうした幾多の困難を突破して、細部までこだわったザクとうふは完成したという。

 緑色の専用パックにはモノアイが描かれ、裏面のフィルムにはジオンの紋章入り。フィルムをはがして皿に盛りつけても、枝豆風味の豆腐はザクの色と形を保つ。少し塩味がきいた枝豆風味が酒のつまみに最適として、ガンダムのコアなファン層でもある30〜40代の男性に訴求する構え。「ビールもいいけど、私は日本酒でいきたい」(池田氏)。

 主なスペックは下表の通り。

機体名称 ザクとうふ
品種 枝豆風味とうふ
主原料 大豆(遺伝子組み換えでない)
食シーン 水陸両用
追加装備 ヒート・ホーク・スプーン(数量限定)、Soysauce(別売)、katsuobushi(お好みで)など
収容形態 要冷蔵
全高 52ミリ
重量 200グラム
発表会では、どこかで見たようなプロモーションビデオを上映。もちろんナレーションは永井一郎さん

たぶん、この後若いヤツが突出して痛い目に遭う

V作戦の基地ならぬ相模屋食料の芳賀工場を発見

相模屋食料、驚異のメカニズム。こだわりとまごころで量産中

 相模屋食料では「ザクといえばガンプラ、ガンプラといえばジオラマ」(鳥越氏)として、機動戦士ガンダムの世界観をイメージしたオリジナルレシピをジオラマ風に開発。「ザクの宇宙ヤッコ」や「ザクの沼地デザート」などを披露した。レシピは同社サイトで公開している。

密林に潜むザクをイメージした「ザクの森林サラダ」(左)。月面から出撃するザクを表現した「ザクの宇宙ヤッコ」(中)。「ザクの沼地デザート」はココアパウダーと豆腐が奇跡のコラボレーション。フルーツトマトのモノアイが秀逸(右)

「ザクの宇宙ヤッコ」のポイント。モノアイはカニかま、うしろの小さなザクはきゅうり。たくさん作って続々と出撃する様子を再現しよう

発表会場には実物大ザクヘッドも登場

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