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アンドロイドマツケンがお勧めする「未来のCATV」 Android 4.0搭載STBで「JCNスマートテレビ」提供開始

» 2012年11月28日 16時15分 公開
[ITmedia]

 KDDIとケーブルテレビ事業者のジャパンケーブルネット(JCN)は11月28日、Android 4.0搭載セットトップボックス「Smart TV Box」を利用した「JCNスマートテレビ」を同日に提供開始すると発表した。

photo 左からKDDI 代表取締役執行役員専務 高橋誠氏、TVCM衣装に身を包んだ松平健さん、ジャパンケーブルネット 代表取締役社長 藤本勇二氏

 「JCNスマートテレビ」は地デジ/BS/ケーブルテレビの視聴を始め、インターネット接続(下り最大100Mbps)、インターネットを利用したさまざまなサービス・コンテンツを利用できるサービス。KDDIがJCNにSmart TV Boxを納入し、JCNが販売主体となるため、購入に際してはケーブルテレビの契約が前提となる。

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 料金プランは2つ用意されており、スタンダードな「スマートマックス」が月額9450円、Smart TV Boxをリモコン操作するアプリなどがインストールされているAndroidタブレット端末(NEC製「Life Touch L for JCN」)が4935円で購入できる「スマートマックス with タブレット」が月額1万1025円。IP電話「JCN電話」も各コースにプラス525円にて利用できる。

 タブレット端末が含まれるか含まれないか以外、提供するサービスに関して両プランの違いはないが、契約期間と期間外の解約料金には違いがある。契約期間はスマートマックスでは戸建て2年・集合住宅1年、スマートマックス with タブレットでは戸建て・集合住宅いずれも2年で、期間外の契約解除料金はスマートマックスが1万500円、スマートマックス with タブレットが2万1000円となる。

 KDDIが提供している「auスマートパス」「ビデオパス」「うたパス」についても、Smart TV Boxから利用できる(ビデオパス、うたパスの提供開始は2013年1月を予定)。料金はauスマートパスが月額390円、ビデオパスが590円、うたパスが315円。auのスマートフォンでこれらのサービスを契約している場合には追加料金が不要で、契約済みのau IDをSmart TV Boxに登録すると利用できる。

 これらのほかにもKDDIからカレンダー、ショッピング、フィットネス、教育などさまざまなアプリがSmart TV Box向けに提供されるほか、Smart TV BoxからはYoutube、ニコニコ動画といった動画サービスも利用できる。加えて、Wi-FiとDLNAサーバ機能も搭載されており、スマホやタブレットをリモコンとして使えるほか、USB接続の外付けHDD(別売)に録画した映像を手元のスマートデバイスで視聴することが可能だ。

 JCN 代表取締役社長の藤本勇治氏は「スマートテレビ時代は必ず来る。しかし、薄型テレビが普及している今、買い換えないという可能性はある。そこで、テレビを買い換えずともにスマートテレビを利用できるセットトップボックスを投入する」と、Smart TV Boxに対する期待を込めるとともに、サービスのイメージキャラクターを務める俳優の松平健さんは「(JCNスマートテレビは)スマホ時代の新しいCATVの形。未来を感じさせるサービス。ぜひ利用していただければと思います」と応援した。

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