では、気になるユーザーインタフェースを見ていこう。まずリモコンだが、既存の同社製品とは異なるレイアウトになった。RDシリーズのデザインをほぼ継承していた先代「DBR-Z260/Z250」のリモコンと比較すると、チャンネル切替用の10キーが独立し、ドライブや放送波の切替もトグル式から独立したボタンに改められた。RDやRD-BZシリーズからの買い替えの場合は、「戻る」ボタンの位置が逆になっている点に違和感をおぼえるかもしれない。
とはいえ、上がチャンネル、中央がメニュー操作、下が再生操作とスタンダードといえるレイアウトになった点と、先代やDBR-Mシリーズのリモコンよりコンパクトになった点は評価したい。一方で各ボタンのタッチ感はいまひとつ。グニュっとした感じで、押したことが分かりにくい。とくに旧RD/RD-BZシリーズユーザーの場合、ボタンのタッチ感が固めでカチっとした感触だったため、違和感を感じる。このボタンだけは好きになれそうにない。
操作の入り口となる「スタートメニュー」は、3×3分割のタイル状となり、デザインや機能配置も悪くない。サブメニューボタンを押すことでさらにシンプルな「簡単モード」と行き来することもできる。録画番組一覧(見るナビ)、予約一覧、電子番組表にはリモコンに専用ボタンも用意されている。
電子番組表は一般的な“ラ・テ欄”タイプ。最大12チャンネル表示が可能な高精細デザインになった。RDの系譜にあたる製品で高精細なタイプは初ということになる。
1画面に表示するチャンネル数、文字のサイズなどは変更可能。ページ単位でのスクロールにも対応し、番組検索機能などもそつなく備える。スクロールはお世辞にも高速とはいえないが、ページスクロールがそれをカバーする形になる。
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