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オンキヨー、メーカーの“こだわり”を凝縮したヘッドフォンとイヤフォン

» 2013年03月14日 22時18分 公開
[ITmedia]

 オンキヨーは3月14日、60年以上にわたるオーディオメーカーとしての“こだわり”を凝縮したというヘッドフォンおよびイヤフォン計4機種を発表した。年初の「2013 International CES」に出品したもの。5月上旬から順次発売する予定だ。

ヘッドフォンの上位モデル「ES-HF300」(左)とイヤフォンの「IE-HF300」(右)。基本性能はほかのカラーと同じで、付属のケーブルがハイグレードタイプになっている

 製品コンセプトは、「Audio On the Go」(Hi-FIオーディオのサウンドクオリティーを外に持ち出す)。音質はもちろん、デザインや装着感などすべてにおいて理想を追求したという。

 オーバーヘッドタイプは、ブラック、ホワイト、バイオレットの3色。オーディオ機器のボリュームをイメージしたというアルミハウジングは、ブラックとバイオレットがアルミの質感を生かしたヘアライン加工、ホワイトは滑らかなマット処理を施した。

アルミ製ハウジングの表面はヘアライン加工(ブラック、バイオレット)。ケーブルは着脱式とした

 ドライバーは新規開発。軽さと強度をあわせ持つチタンで振動板をコーティングしたという40ミリ径ドライバーは、「透明感と伸びやかさのあるボーカル再生を実現した」(同社)。低域には、ハウジングの限られた空間を最大限に生かすデュアルチャンバー機構を採用することで量感と躍動感を両立したという。再生周波数は10〜2万7000Hz。音圧感度は97dB、インピーダンスは32オームとなっている。

限られた空間を最大限に生かすデュアルチャンバー機能(左)。「ES-HF300」に付属するハイグレードケーブル(右)

 さらにオーバーヘッド/インナーイヤータイプ共通の脱着式ケーブルを採用。断線時の交換はもちろん、ファッションに合わせた付け替えも可能だ。カラフルで絡まりにくい「平型エラストマーケーブル」およびOFC 6Nケーブルを使った「ハイグレードケーブル」を用意した。なお、これらのケーブルは交換用オプションとして5月中旬以降に単体販売も行う予定。ハイグレードタイプは実売6000円前後、平型エラストマーケーブルは各色3000円前後になる見込みだ。

型番 ES-HF300(S) ES-FC300(R) ES-FC300(V) ES-FC300(W)
カラー ブラック ブラック バイオレット ホワイト
型式 密閉ダイナミック型
ケーブル ハイグレード 平型エラストマー
実売想定価格(オープン) 1万9000円前後 1万6000円前後
発売日 5月上旬

大口径ドライバー搭載のインイヤータイプ

 一方のインナーイヤータイプは、14.3ミリという大口径のダイナミック型ドライバーを採用し、「伸びのある高域再生で楽器やボーカルもきちんと楽しめる」(同社)。低音のクオリティーを左右するダクト部分の形状や長さ、ハウジング内の限られた空間を最大限に生かす構造は、スピーカー開発のノウハウが生かされているという。再生周波数帯域は15〜2万2000Hz。インピーダンスは32オームで、音圧感度は105dBとなっている。

ケーブル接続部には制振制の高いアルミダイキャストを使用した

 ケーブル接続部に制振制の高いアルミダイキャストを、ハウジング部にはABSを採用している。カラーは、ブラック、レッド、バイオレット、ホワイトの4色。キャリングケース、SS/S/M/Lサイズのイヤーピースが付属する。

型番 IE-HF300(S) IE-FC300(R) IE-FC300(V) IE-FC300(W)
カラー ブラック ブラック バイオレット ホワイト
型式 ダイナミック型
ケーブル ハイグレード 平型エラストマー
実売想定価格(オープン) 1万6000円前後 1万3000円前後
発売日 5月上旬

 またオンキヨーでは、「e-onkyo musicで購入可能なハイレゾ音源をスマートフォンでも再生できるアプリの発表を夏以降に予定している。サウンドをアレンジできるイコライジング機能なども搭載予定」としている(→関連記事)。

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