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普及機までMGVC対応、パナソニックが「ディーガ」を一新「ディーガモニター」も登場

» 2013年09月25日 15時42分 公開
[ITmedia]

 パナソニックは9月25日、Blu-ray Discレコーダー「ディーガ」の新ラインアップを発表した。プレミアムモデル「DMR-BZT9600」(別記事参照)のほか、1〜3チューナー搭載の6機種をラインアップ。10月20日に発売する。

「DMR-BZT860」(左)と「DMR-BWT560」(右)

型番 DMR-BZT860 DMR-BZT760 DMR-BWT660 DMR-BWT560 DMR-BRT260 DMR-BR160
内蔵HDD容量 3Tバイト 2Tバイト 1Tバイト 500Gバイト 500Gバイト 320Gバイト
チューナー数 3 2 1
MGVC なし
アプコン出力 4K/24pまで なし
カラー シルバー ブラック
実売想定価格 15万円前後 11万円前後 7万5000円前後 6万5000円前後 5万5000円前後 4万5000円前後
発売時期 10月20日

 新ラインアップは、2チューナー以上のモデルがそろって「マスターグレードビデオコーディング」(MGVC)再生に対応した。MGVCは、規格上は8bit信号のBlu-ray Discに独自のビット拡張データを追加記録することにより、スタジオマスターに近い10bitあるいは12bitの階調データを家庭で再現できるという技術。プレーヤーとソフトの両方が対応している必要があり、これまでプレーヤー側は同社のプレミアムモデル「DMR-BZT9300」しか存在しなかった。

「マスターグレードビデオコーディング」技術の概要

 今回の発表により、プレミアムモデルの後継機「DMR-BZT9600」に加え、普及価格帯のディーガ4機種(DMR-BZT860 /BZT760 /BWT660 /BWT560)がMGVC再生をサポート。対応製品を拡大するとともに価格を引き下げた。最も低価格なWチューナーモデル「DMR-BWT660」は実売6万5000円前後と予想される。

 なお、MGVC対応ソフトは、スタジオジブリの「となりのトトロ」「火垂るの墓」「魔女の宅急便」「おもひでぽろぽろ」「紅の豚」のほか、「009 RE:CYBORG」「藁の楯」が既に販売中。また対応予定作品として「平成狸合戦ぽんぽこ」(11月6日発売)、「COPPELION」(11月27日発売)、「もののけ姫」「猫の恩返し」「ギブリーズ episode2」(いずれも12月4日発売)などがある。

「ディーガモニター」をラインアップ

お風呂などでも利用できる「ディーガモニター」の15インチ版「UN-DM15C1」

 また新ラインアップには、オプションとしてDLNA/DTCP-IP機能の「お部屋ジャンプリンク」を活用するワイヤレスモニター「ディーガモニター」2機種が用意された。これは、「春に発売したディーガ プラスが好調で、ほかのディーガと接続できる単体モニターを求める声が多かった」(同社)ため。画面サイズは15インチ(UN-DM15C1)と10インチ(UN-DM10C1)で、いずれもIPX6/7の防水仕様。ディーガの2012年秋モデル以降と組み合わせ、録画済み番組や放送中番組をワイヤレスで視聴できる。

 このほか、Webブラウザや、タッチパネルを使ってディーガを操作できるリモコン機能も搭載している。実売想定価格は、15インチの「UN-DM15C1」が6万円前後、10インチの「UN-DM10C1」は4万円前後。10月20日に発売する。

型番 UN-DM15C1 UN-DM10C1
画面サイズ(解像度) 15V型(1354×760ピクセル) 10V型(1024×600ピクセル)
防水機能 IPX 6/7相当
バッテリー駆動時間 約4時間15分
サイズ 387.6(幅)×253.5(高さ)×16.9(奥行き)ミリ 264(幅)×181.9(高さ)×15.2(奥行き)ミリ
重量 約1.42キログラム 約690グラム

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