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音導管が可動してフィット感アップ――ヤマハからファッショナブルなカナル型イヤフォン「EPH-M200」登場βチタニウム採用

» 2014年07月16日 14時03分 公開
[ITmedia]

 ヤマハは7月16日、スタイリッシュなカナル型イヤフォン「EPH-M200」「EPH-M100」を発表した。いずれも8月中旬に発売予定で、価格はオープン。店頭では「EPH-M100」が1万円前後、「EPH-M200」は1万5000円前後になる見込みだ。

写真は「EPH-M100」のホワイト

 2月発売のヘッドフォン「HPH-M82」に続くファッションシリーズの第2弾。なだらかな曲線を描くラウンドフォルムにヤマハの音叉マークのみをレイアウトしたシンプルデザインで、ヘッドフォンと同様に光沢のある塗装で仕上げた。カラーは、「EPH-M200」が赤、黒、白、「EPH-M100」は青、黒、白の各3色。ケーブルも本体と同じ色でコーディネートした。なお、ケーブル表面は摩擦を抑えるセレーション加工済みで、iOSデバイス対応のリモコンマイクを備えている。

「EPH-M200」は赤、黒、白の3色

「EPH-M100」は青、黒、白の3色

可動する音導管

 ドライバーは、両モデルとも専用開発の15ミリ径ダイナミック型。振動板には「小さな音でもしっかり駆動部が動作する最適な幅を実現した」という独自のタンジェンシャル・エッジを形成している。ハウジングにはポリカーボネートとABS樹脂の複合素材を用い、内部の共振を抑制。さらに音響ポート(通気孔)を2箇所に設けたことでクリアな低域再生が可能になったという。

 上位モデルの「EPH-M200」は、βチタニウムという金属を音導管に採用している点が特徴だ。βチタニウムを薄い円筒形にして、側面にレーザー加工によってS字型の特殊な“切れ込み”を多数入れたことにより、耳の穴に入れると音導管が可動して高いフィット感を実現するという。またポートとしての役割も持ち、低域、高域ともにクリアに再現する。

音導管の仕組み。レーザー加工でS字型の特殊な“切れ込み”を多数入れており、耳の穴に入れると形にあわせて曲がる仕組みだ

 この音導管の効果を高めるため、イヤーピースも専用に設計した。柔軟性とほどよい固さを合わせ持つシリコン素材を用いてフィット感を向上。また音導管が通常よりも長いこともあわせ、装着時にイヤーピースが変形して音質に影響を与えることも防ぐという。

 スペックは2機種共通で、再生周波数帯域は20〜2万Hz、感度は105dB、インピーダンスは28オーム。SSからLLまで5サイズのイヤーピース、キャリングケースが付属する。

「EPH-M200」の装着イメージ(左)。付属のキャリングケース(右)

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