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B&Wの「CMシリーズ」が一新――“ツィーター・オン・トップ”のブックシェルフ型「CM6 S2」も追加

» 2014年09月05日 16時52分 公開
[ITmedia]

 英Bowers&Wilkins(B&W)は9月5日、ミドルクラスのオーディオ&ホームシアター向けスピーカー「CMシリーズ」を一新した。製品コンセプトは継承しつつ、近年の技術開発の成果と新デザインをシリーズ全てに適用したという。D&Mホールディングスを通じて9月から販売を開始する。

新CMシリーズ。カラーはピアノブラックとローズナット

型番 概要 価格(税別)
CM10 S2 トールボーイタイプ3Wayバスレフ型 1本33万円(ピアノブラック)、30万円(ローズナット)
CM9 S2 トールボーイタイプ3Wayバスレフ型 1本21万円(ピアノブラック)、18万5000円(ローズナット)
CM8 S2 トールボーイタイプ3Wayバスレフ型 1本15万4000円(ピアノブラック)、14万円(ローズナット)
CM6 S2 ブックシェルフタイプ2Wayバスレフ型 ペア33万円(ピアノブラック)、30万円(ローズナット)
CM5 S2 ブックシェルフタイプ2Wayバスレフ型 ペア20万円(ピアノブラック)、18万円(ローズナット)
CM1 S2 ブックシェルフタイプ2Wayバスレフ型 ペア14万円(ピアノブラック)、12万8000円(ローズナット)
CMC2 S2 センタースピーカー3Wayバスレフ型 1本17万円(ピアノブラック)、15万5000円(ローズナット)
CMC S2 センタースピーカー2Wayバスレフ型 1本11万円(ピアノブラック)、10万円(ローズナット)
FSCM S2 CMシリーズブックシェルフ型用専用スタンド ペア7万5000円

 ラインアップは、トールボーイ(フロア型)3機種、ブックシェル3機種、センタースピーカー2機種、および専用スタンド。このうち完全新作となるのが「CM6 S2」だ。「シリーズ2」(S2)モデルは全機種にデカップリングされたダブルドーム・ツィーターを搭載。ジェルのリングのクッションを利用してツィーター本体をキャビネットから物理的に分離することで、自然で空間的広がりのある高音再生を可能にしたという。

「CM6 S2」のピアノブラック

 さらに「CM10 S2」および「CM6 S2」には、同社のリファレンススピーカーである「800シリーズ」と同じ“ツィーター・オン・トップ”方式を採用。イメージングと拡散性を改善した。

上位機譲りの“ツィーター・オン・トップ”方式

 ほかにもムンドルフ製のハイグレード・コンデンサーを使用したクロスオーバー、あるいは中域以下を担当するユニットに採用された防振ダストキャップなど、新しい技術が多数投入されている。ネジが一切見えないデザインなど、外観もブラッシュアップしている。

新クロスオーバー(左)。CM5 S2のスピーカー端子。バイアンプ駆動にも対応(右)

 なお、海外で販売されている「サテンホワイト」および新CMシリーズ用のサブウーファーについては国内導入の予定はないという。「サブウーファーは外観が若干変わっただけ。当面は従来機を販売する」(D &M)。

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