ITmedia NEWS >

日立マクセル、ダブルiVスロットを搭載したBDレコーダー“アイヴィブルー”新製品「BIV-TW1000」

» 2014年10月06日 12時25分 公開
[ITmedia]

 日立マクセルは10月6日、Blu-ray Discレコーダー“アイヴィブルー”の新製品として、「BIV-TW1000」を発表した。リムーバブルHDD「iV」(アイヴィ)のスロットを2つ搭載し、ダビングなどを可能にした。オープンプライスで10月15日に発売する予定だ。またシングルスロットの「BIV-WS1000」もあわせてリリースしている。

「BIV-TW1000」は2つのiVスロットを装備

 iVは、iVDRコンソーシアムの技術規格に準拠したリムーバブルHDD。著作権保護技術「SAFIA」に対応しているため、同じiVD-Rスロットを持つ薄型テレビ(Wooo)やレコーダーと再生互換性を持っているのが特徴だ。例えばレコーダーを買い替えてもそれまで使用していたカセットHDDを視聴できる。

 「BIV-TW1000」では、内蔵の1TバイトHDDに加えて2つのiVスロットを搭載。iVからiVへのダビングやカセットHDDの使い分けが可能になった。気になるジャンルやタレント名、キーワードを設定するだけで条件に合う番組を自動的に録画していく「お好み録画」機能を搭載しており、例えば一方のiVはドラマ用、もう一方は好きなタレント用と内容に応じて自動的に振り分け、録画することができる。さらにiVからiVへのダビング機能を使えばライブラリー作りも容易だという。

 チューナーは、地上デジタル/BS/110度CSの3波対応デジタルチューナーを3基搭載。3番組の同時録画が行えるほか、「スカパー!プレミアムサービスLink」対応のチューナーを接続すれば、最大4番組の同時録画に対応する。またMPEG-4 AVCによる最大12倍の長時間録画をサポートしているため、例えば500GバイトのiVなら1本に最大約543時間ぶんの番組を録画できる。

 DLNAサーバ機能も搭載。録画した番組は、同一ネットワーク内にあるスマートフォンやタブレット、PCなどで視聴できる(対応するクライアントソフトが必要)。またDLNAのネットワークダビング(DLNAムーブiN機能)に対応しているため、スマートフォンなどに番組をダビングして持ち出せる。

ホームメニュー

 GUIは、機能別に色分けされたアイコンを並べたシンプルなもの。またガイド付きの画面表示により、取り扱い説明書を見なくても基本的な操作が行える。電子番組表にはG-Guideを採用し、予約済みの番組を赤丸で囲んで表示するなど分かりやすさ重視の作りとした。

 入力端子はアナログRCAのみ。出力はHDMIと光デジタル音声出力、アナログ出力となっており、HDMI出力は4Kアップコンバート出力に対応した。ほかにSDカードスロットやUSB端子を備えている。本体サイズは430(幅)×559(高さ)×277.7(奥行き)ミリ。重量は3キログラム。

「BIV-TW1000」(左)と「BIV-WS1000」(右)

 同時発表の「BIV-WS1000」は、1基のiVスロットとダブルチューナーを搭載したモデルだ。本体サイズは430(幅)×559(高さ)×271.2(奥行き)ミリ。重量は3キログラム。

Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.