ソニーは「2015 International CES」でBluetoothの新コーデック「LDAC」に対応するワイヤレスヘッドフォン「MDR-1ABT」、スピーカーシステム「SRS-X99」などの新製品を発表した。
「LDAC」はBluetoothをベースに、ハイレゾを含む音源をワイヤレス環境でより高音質に楽しめるソニー独自開発の新コーデックだ。Bluetoothの音楽再生プロファイルである「A2DP」の標準コーデック「SBC」に比べ最大約3倍の情報量をワイヤレスで伝送できる。
高品位なサウンドを楽しむには送り出し側と受け側の双方機器がLDACに対応している必要があり、開発を手がけたソニーからウォークマン「NW-ZX2」のほか、ヘッドフォンやワイヤレススピーカーなど新製品が今春に向けて北米で一斉に発売される。なお、日本での発売時期については明らかにされていない。
「MDR-1ABT」は、昨年秋に登場したプレミアムヘッドフォン「MDR-1A」をベースに、LDACをサポートしたBluetoothワイヤレスヘッドフォン。40ミリ口径のHDドライバーを搭載し、振動板には「アルミニウムコートLCP振動板」が採用されているようだ。再生周波数帯域は4Hz〜100kHz。インピーダンスは24オーム。感度は98dB/mW。
高精度マイクを内蔵し、エコーキャンセルとノイズ低減機能によりハンズフリー通話も高品位に楽しむことができる。ハウジングの外側にはタッチセンサー式の音楽再生コントローラーとNFCタッチポイントを設けている。付属のケーブルによるワイヤードリスニングも可能だ。
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