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価格は500万円! ソニーが超短焦点4Kプロジェクターを正式発表(2/2 ページ)

» 2015年01月29日 13時01分 公開
[芹澤隆徳,ITmedia]
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 光量調整を自動で行うダイナミックコントロール機能に加え、トリルミナスディスプレイ技術で色域を拡大。4Kアップスケーリングや3D表示もサポートするなど最新の映像技術を採用。別売のアクティブ3Dメガネ「TDG-BT500A」と組み合わせればBlu-ray 3Dなどを楽しめる。またソニーでは、映画などの映像コンテンツ視聴に加え、海や浜辺といった風景を投写して空間を演出するといった使い方も提案している。

壁に映す大画面という特長を活かした演出の例(映像は別売)

 外装は、アルミ素材をメインに使用したシンプルなデザインで、「存在を主張せず、インテリアに溶け込む」(同社)。プロジェクター本体にはアンプを搭載し、左右のスピーカーを駆動。またAV機器やBD/DVDパッケージを収納できるキャビネットが2個付属するが、スピーカーやキャビネット内のAV機器を接続するケーブルが外に露出することはない。

 HDMI入力は4系統で、このうち1〜3が4K対応のHDMI2.0/HDCP 2.2仕様となっている。残り1つは過去のAV機器との接続を担保する保険としてHDMI 1.4仕様だ。

購入前にユーザー宅を訪問

 ソニーでは、1月30日から「銀座ソニービル」で「LSPX-W1S」の展示を開始する。冒頭で触れたように完全受注生産品で、受注から納品までにかかる期間は最大90日間。また納品前に専門スタッフがユーザー宅を訪問し、設置場所の下見を行うという。

 こうした販売手法を採用した理由についてソニーは、「今回は単一の商品というより、それを取り巻く空間も合わせての販売と考えている。自分たちの言葉で製品について伝えるとともに、納品前にユーザー宅を訪問して下見を行い、設置までフォローする。通常商品のような卸売はマッチしない」と説明している。なお、製品には3年間の無償保証期間がつく。

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