日本テキサス・インスツルメンツは12月16日、オーディオ用のオペアンプ「OPA1622」を発表した。Burr-Brown(バーブラウン)Audioラインアップの新製品。2016年1月6日から米ラスベガスで開催される「2016 International CES」でお披露目を行う。
最大150mWの高出力にくわえ、10mW出力時に−135dBという低い歪特性、2.8nV/√Hzの低ノイズ特性が特徴。「最高水準のプロ・オーディオ機器の開発を可能にする」(同社)という。
また小型パッケージで低消費電力特性も実現。ハイレゾ音源対応のDACやヘッドフォンアンプ、スマートフォンといったポータブル機器にも適している。とくにヘッドフォンアンプに使用した場合、32オーム負荷&10mW出力時にTHD(全高調波歪み)特性が−135dBと「競合製品に比べ12倍の性能を提供できる」としている。
パッケージは、3×3mmのDFN(デュアル・フラット・ノーリード)。1000個受注時の単価(参考価格)は2.90ドル。同社では、「オーディオ性能の水準をさらに押し上げる高性能オーディオ用オペアンプ」と胸を張る。
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