ポタフェスで聴ける
耳を大切にする人のカスタムイヤモニ、米64 AUDIO「ADEL A-Series」の仕組み
ミックスウェーブは12月18日、米64 AUDIOの新製品「ADEL A-Series」4機種を発表した。バランスド・アーマチュア型ドライバーを6~12基搭載する4モデルをラインアップ。12月19日から受注を開始する。
「ADEL A-Series」は、使用者の聴覚障害リスクを最小限に抑えるというADEL(Ambrose Diaphonic Ear Lens)技術を採用しているのが特徴。シェルには、3つの音導管のほかに4つめの穴があり、ここに円筒形の「ADELモジュール」を装着している。ADELモジュールにはリスニングの中で人間の鼓膜にかかる有害な音圧を外に逃がすフィルターが搭載されており、鼓膜が受ける空気圧を軽減。音導管をふさがず、イヤモニ本来のサウンドレンジを損なわない点もメリットだ。
「通常、イヤモニは密閉されているので直に鼓膜へ空気圧がかかるが、それを外に逃がすのがADELテクノロジー。フィルターは非常に薄い“膜”だが、音漏れはせず、圧だけ逃がすことができる」(ミックスウェーブ)。
ADELテクノロジーを開発したStephen Ambrose氏は、このフィルター技術を「第二の鼓膜」と呼んでいる。1965年に最初のワイヤレスIEM技術を開発し、スティービー・ワンダーやサイモン&ガーファンクル、ダイアナ・ロスといった多くの著名ミュージシャンにカスタムIEM技術を提供してきた同氏は、パーソナルなリスニングデバイスが市場にあふれたことをきっかけに一般リスナーの難聴リスクが77%も増加したことを懸念。全米科学財団と国立衛生研究所からの助成金によりADELテクノロジーを発明した。現在はAsius Technologies LCCを設立し、主任研究員として活躍しながら「第二の鼓膜」普及に務めている。
調整可能な「Manualモジュール」も登場
ADELモジュールには、汎用的な特性を持つ「Autoモジュール」のほか、調整が可能な「Manualモジュール」があり、ユーザーの好みで交換できる。Aシリーズには標準で「Autoモジュール」が付属するが、ミックスウェーブでは2016年1月頃をメドにオプションとして「Manualモジュール」も発売する予定だ。
なお、Aシリーズは6ドライバーの「A6」が20万円からと高価だが、米国では下位モデルとして2ドライバーから5ドライバーの4機種がラインアップされている。ミックスウェーブでは、12月19日と20日に東京・秋葉原で開催される「ポタフェス」会場で、国内未発表の4製品も含めた全ラインアップを展示する予定だ。
| 型番 | A12 | A10 | A8 | A6 |
|---|---|---|---|---|
| ドライバー | BA型×12(Low×4、Mid×4、High×4) | BA型×10(Low×2、Mid×4、High×4) | BA型×8(Low×4、Mid×2、High×2) | BA型×6(Low×2、Mid×2、High×2) |
| 周波数特性 | 10~2万Hz | |||
| インピーダンス | 16オーム | 18オーム | 18オーム | 22オーム |
| 実売価格(税別) | 33万2815円 | 30万417円 | 23万5620円 | 20万3231円 |
| 発売日 | 12月19日 | |||
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
この記事の著者
関連記事
こんなメディアも見られています
ITmedia NEWSに関連する情報をお探しであれば、こちらのメディアもお役に立てるかもしれません。
SpecialPR
本日の新着記事
アクセスランキング
-
1
資さんうどん、従業員の退職理由などが外部から閲覧可能に 委託先の勤怠システムに設定不備
-
2
松屋の公式アプリとWebサイトが停止 不正アクセスを検知、モバイルオーダーや弁当予約も使えず
-
3
「PayPay連携の銀行から、お金全部盗られた」被害報告……原因と対策は? PayPayに聞いた
-
4
ベネフィット・ワンの委託先に不正アクセス セゾン会員向け優待サービスで約2.9万人分の個人情報漏えい
-
5
NEC、委託先の情報漏えいで謝罪 「セキュリティ事業を手掛ける企業として反省」
-
6
グッスマ、顧客の2800人のカード番号全16桁+セキュリティコードなど流出か 下4桁は40万枚分
-
7
JALの予約システムに不正アクセス 約9万人分の予約情報が漏えい 一部ではパスポート番号も
-
8
VTuber「兎田ぺこら」グッズにSNSで風評被害→示談成立 「保護者同伴で謝罪などがあったため」
-
9
渦中のGMO、熊谷代表の発信は“火に油”か? 「経営トップが自ら広報」の功罪
-
10
GMO、ランサム被害にあった顧客に新しいPC提供へ 犯行グループは1人の顧客情報公開か
ITmedia NEWS SNS
インフォメーション
注目情報をチェック
ITmediaNEWSをフォロー
あなたにおすすめの記事PR