ハーマンインターナショナルは1月21日、JBLブランドのヘッドフォン/イヤフォン最上位シリーズとなる「EVEREST」(エベレスト)を発表した。6機種すべてBluetooth対応のワイヤレスモデルで、ノイズキャンセリング機能を搭載した「EVEREST ELITE」(エベレストエリート)も用意した。
EVERESTといえば、JBL製スピーカーの最高峰「DD67000」などに受け継がれてきたモデル名だが、同社ではほかの製品ジャンルでも“EVEREST”というモデル名を使用していく方針。今回の新製品は、現在の「SYNCHROS(シンクロス) Sシリーズ」を置き換えるヘッドフォンの最上位シリーズに位置付けられる。
型番 | 概要 | カラー | 実売想定価格 | 発売日 |
---|---|---|---|---|
EVEREST ELITE 700 | オーバーイヤー型、NC機能付き | ブラック、ブラック/ブルー、ホワイト | 4万880円 | 4月下旬 |
EVEREST ELITE 300 | オンイヤー型、NC機能付き | ブラック、ブラック/レッド、ホワイト | 3万4880円 | 4月下旬 |
EVEREST ELITE 100 | インイヤー(カナル)型、NC機能付き | ブラック、ホワイト | 2万7880円 | 4月下旬 |
EVEREST 700 | オーバーイヤー型 | ブラック、ブルー、グレー | 2万7880円 | 1月28日 |
EVEREST 300 | オンイヤー型 | ブラック、クリアブルー、ピンク、ホワイト | 2万1880円 | 1月28日 |
EVEREST 100 | インイヤー(カナル)型 | ブラック、ホワイト | 1万4880円 | 1月28日 |
「EVEREST ELITE 700」と「同300」の違いは、主にイヤーパッドの形状とバッテリー容量だ。700はオーバーイヤー型(耳覆い型)で、300はオンイヤー型。新開発の40mm径ドライバーは両モデル共通だ。
アクティブノイズキャンセリング機能は、専用の「JBLヘッドフォンアプリ」からオン/オフや効き方の調整が行える「次世代のNC」(同社)。さらに「TruNoteオートキャリブレーション」機能も搭載。ハウジング部のボタンを押すと外耳道の容積や鼓膜までの距離をスキャニングし、そのデータに基づいて自動的に最適な音をセットアップする。ノイズキャンセリング機能の効き方まで自動調節するという。「オートキャリブレーションは、AKG製品の同名機能と同じもの。ハーマングループの持つDSP技術を活用している」(同社)。
内蔵バッテリーで「EVEREST ELITE 700」は最大約15時間、同300は最大10時間のワイヤレス再生が可能。充電は付属のUSBケーブルで行う。またバッテリーが切れても付属のステレオケーブルを使用して有線ヘッドフォンとしても利用できる。もちろんハンズフリー通話も可能だ。
「EVEREST ELITE 100」は、ネックバンドタイプのBluetoothイヤフォン。新開発の13.5mm径ダイナミックドライバーを搭載し、ワイドレンジでハイスピードな音楽再生が可能だという。内蔵バッテリーで最大6時間のワイヤレス再生が行える。
付属のスタビライザーは、人間工学に基づいて設計されたもの。耳の形状にフィットするため、動きながらでも使用できる。着脱も可能だ。
ノイズキャンセリング機能は、接続しているスマートフォンなどからノイズ低減レベルを調節できるのが特徴。またエコーキャンセリング機能付きのハンズフリー通話にも対応した。
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