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富士フイルム、コンパクトなミラーレス一眼「FUJIFILM X-A3」を発表

» 2016年08月25日 17時41分 公開
[園部修ITmedia]
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 富士フイルムが8月25日、小型・軽量ボディが特徴のミラーレス一眼「FUJIFILM X-A3」を発表した。Xシリーズならではの絵作りや色再現を手軽に楽しめる製品だ。10月6日に販売開始予定で、価格はオープンプライス。「XC16-50mmF3.5-5.6 OIS II」がセットになったレンズキットは、直販サイトで8万460円(税込)で予約を受け付けている。ボディカラーはシルバー、ブラウン、ピンクの3色。

FUJIFILM X-A3 FUJIFILM X-A3
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FUJIFILM X-A3 ボディカラーはシルバー、ブラウン、ピンク

 撮像素子は有効約2420万画素のAPS-CサイズのCMOSセンサーを搭載。独自の画像処理エンジンとの組み合わせで、特に富士フイルム製カメラで定評がある「肌色再現」にはX-A3でも力を入れ、高画質な人物撮影を可能にしているという。

 フィルムシミュレーション機能には、「PRO Neg.Hi」「PRO Neg. Std」といったポートレート撮影に適したモードが追加されているのもポイント。自然な色再現を実現する「PROVIA(スタンダード)」、鮮やかな色調が魅力の 「Velvia(ビビッド)」、軟らかい快調が特徴の「ASTIA(ソフト)」など、11種類のフィルムシミュレーションが利用できる。アート表現が手軽に楽しめるアドバンストフィルターには、「魚眼」「クロススクリーン」が追加されている。全10種類のフィルター効果が利用可能だ。

 背面の液晶モニターにはスライドチルト機構を備え、180度回転させることで自撮りにも対応可能。モニターを180度回転させると自動的に瞳にピントを合わせる瞳AFがオンになる。タッチパネルを備え、タッチAFや、ピントを合わせてシャッターを切る「タッチショット」、液晶モニターをピンチアウトすると最大2倍のデジタルズームができる「タッチズーム」も利用できる。

FUJIFILM X-A3

 グリップは自撮りの際にも持ちやすい形状を採用した。カメラ背面の右上に、シャッターボタンになる「垂直コマンドダイヤル」を備え、自撮りの際に人差し指でシャッターが押せるよう配慮している。セルフタイマー時には、スマイル、カップル、グループといったモードを設け、笑ったり、2人の体が近づいたり、設定した人数がフレームに収まったりすると、シャッターが切れるという便利な機能も備えた。

 このほか肌色の表現が美しい「新美肌モード」を搭載した。より美しい白さを表現し、明るいポートレート撮影ができる「美白処理」が追加されている。自撮り時にもこの美肌モードが適用できる。動画撮影機能はフルHD/60Pまで対応する。動画撮影時に電子式の手ブレ補正を利用することも可能だ。

 ボディは女性層に支持されているFUJIFILM X-A2のクラシカルなデザインを継承している。ダイヤル類にはアルミ素材を、ボディには質感を高めた革調シートを採用した。外形寸法は(幅)116.9 ×(奥行き)40.4×(高さ)66.9mmで、バッテリー、メモリーカードを合わせた重量は約339g。連続撮影可能枚数は約410枚となっている。

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